ほむらまどかと一緒に保健体育の授業」

まどか「ほむらちゃん・・・」

ほむら「どうしたの・・・?そんな浮かない顔して」

まどか「ほむらちゃん・・・これ見て」スッ

ほむら「これは・・・保健体育のテスト・・・?」

まどか「・・・点数見て」

ほむら「・・・!」

ほむら(まどかが・・・38点!?おのれ美樹さやか・・・!!どこまでも邪魔を・・・!!)

作者(38=さや、です)

まどか「お願いほむらちゃん・・・私に保健体育の授業をしてほしいの」

ほむら「任せてまどか、あの青魚の餌食になんてさせないわ」

まどか「あ、青魚・・・?」

作者(もちろん美樹さやかのことです)

さやか「何の話してんのほむら?」

ほむら「でたわね・・・!この青魚!!」

さやか「はぁ!?いきなり何言ってんの!?」

ほむら「まどかは渡さない!!あなたの餌食になんてさせないわ!!」

ア・・・アケミサン、ナニヲイッテンダ?

シュラバヨシュラバ

キ・・・!キマシタワー!

さやか「まどか・・・ほむらはなに言ってんの・・・?」

まどか「わかんないよぉ~・・・」

ほむら「まどかに保健体育の授業をするのはこの私!!あなたは引っ込んでなさい!」

さやか「・・・」

さやか「まどか・・・怒ってもいいんだよね?」

まどか「え!?お、落ち着いてさやかちゃん!!ほむらちゃんだって悪気があって言ったわけじゃ」

さやか「・・・ほむら、次言ったらあんたでも容赦なく叩くよ・・・?」

まどか「・・・ほむらちゃん?いいね?」ゴゴゴゴ

ほむら「ほむっ!?ぎょ、御意!!」


-------------

ほむら「まどか、家に帰ったら教科書とノート、それからお泊りセット、下着、変えの着替えも持ってきて頂戴」

まどか「お泊り確定事項なんだねほむらちゃん」

さやか「ん?お泊り?ほむら、あたしもいい?」

ほむら「駄目よ、遊びのお泊り会じゃないの」

さやか「遊びじゃないのか・・・・じゃあパス!」

ほむら「えぇ、そのほうがいいわ。大人の階段を上ることになりそうだし」

まどか「じゃあ今日はよろしくねほむらちゃん!」ニコッ!

ほむら「えぇ」ダバダバ!

さやか「鼻血止めろ変態」


ー ほむホーム ー

ほむら「・・・」

ほむら「今日はまどかと一緒・・・」

ほむら「場合によっては・・・」

ほむら「・・・まどか、まどか!」ハァ・・・ハァ・・・

ほむら「んっ!・・・ぅあ!」

ほむら「んちゅっ・・・まろか・・・」

ほむら「・・・・ちゅっ、くちゅっ・・・」

ほむら「まどか・・・!私・・・!」

ほむら「ぁっ!」ビクンビクン!

ほむら「はぁっ・・・はぁっ・・・」グテー

ほむら「マドカ・・・」

まどか「ほむらちゃぁ~ん!」

ほむら「ま、まどか!?」ビクッ!

ほむら「まずいわ・・・!早く片付けないと・・・!」

ほむら「時間停止!」カチリッ!

ほむら「ぜ、全部盾の中に・・・!」ギュッ~!

ほむら(停止解除)

ほむら「は~い!」

ほむら「いらっしゃいまどか」

まどか「ウェヒヒ、ほむらちゃんお待たせ!」

ほむら「さぁ、今日は頑張って勉強するわよ」

まどか「よろしくお願いします。先生」

ほむら「せ!先生!?」

ほむら(・・・っ!録音してなかった・・・!)

ほむら「うぅ・・・・!」ガクッ!

まどか「ほむらちゃん!?そ、そんなに嫌だった!?」

ほむら「まどか・・・むしろ最高よ」

まどか「え?」

ほむら「っ!ゴホン!なんでもないわ」

まどか「・・・今日のほむらちゃんなんだか変だなぁ」

ほむら「気のせいよ。さ、勉強をはじめましょ」


ーーーーーーーーーーーーーーーー

ほむら「男性の精子と、私達女性にある卵子がくっつくことで受精卵ができるの」

ほむら「卵子と卵子、精子と精子同士がくっついても受精卵はできないわ・・・残念なことね」

まどか「ほむらちゃん・・・?」

ほむら「なんでもないわ、続けましょ」

作者「皆さんは性欲でむやみにセッ○スをするのはやめましょう。性感染症などを引き起こす原因、望まない妊娠をしてしまう可能性があります」

作者「やるなら性別が同じ人とどうぞ、快感は得られるはずです」

ほむら「!」バァン!

まどか「ほむらちゃん!?」

ほむら「・・・ごめんなさい、今淫獣がいたような気がしたから」

ほむら「次の問題よ、平成24年4月1日に発行された最新保健体育に掲載されている性的欲求を感じたことがある年齢が一番多い歳を男女答えて」

作者「皆さんも考えてみてください。答えはあとがきにて」

ほむら「ヒントも出しておくわ、案外早い段階から感じ始めているけれど・・・意外と歳をとったほうが多いみたいね」

まどか「う~ん・・・男性が○○、女性が○○・・・?」

ほむら「女性は正解ね、男性は全然違うわ」

まどか「難しいね・・・」

ほむら「大丈夫、まどかならできるわ。」

ほむら「次の問題、異性と親しくなりたいと思っている人が一番多い歳を男女答えなさい」

作者「ちなみに私は高校入り立ての頃からそう思っていました」

作者「しかし、そこのラインはまだまだ少なめです。頑張って考えてください」

ほむら「そろそろお風呂に入りましょう」

まどか「ふぅ・・・疲れたねほむらちゃん」

ほむら「ふふ・・・まどかは勉強嫌いかしら?」

まどか「うん・・・好きではないね」

ほむら「それが正解よまどか、勉強が好きな人なんてそうそういないもの」

まどか「ほむらちゃんは勉強好き・・・?」

ほむら「・・・保健体育なら」ボソッ

まどか「?」

ほむら「好きじゃないわ」

まどか「そうだよね、早くお風呂はいろっか」

ほむら「えぇ、・・・っ!?」

ほむら(ま、まどかの裸身・・・・!!き、綺麗だわ)

ほむら(一糸まとわぬ姿、この世のどんなものよりも綺麗・・・)

ほむら(あぁ・・・!犯したい、まどかと一緒にイキたい!)

ほむら「はぁ・・・はぁ・・・」

まどか「ほ、ほむらちゃん?」

ほむら「!?どうしたのまどか?」

まどか「それはこっちの台詞だよ・・・いきなり息を荒げるからどうかしたのかと思って・・・」

ほむら「大丈夫よ、ちょっと・・・考え事をしていただけだから」

ほむら(・・・いけない、まどかにあんなことできない・・・)

ほむら「・・・」

ほむら(胸が・・・痛い)


ーーーーーーーーーーーー

まどか「あったかいね~」

ほむら「えぇ・・・」

まどか「綺麗にしないとね」

ほむら「えぇ・・・」

まどか「む~・・・」

まどか「えいっ!」

ほむら「ひゃっ!?ま、まどか!?」

まどか「やった、ほむらちゃん驚いた」ウェヒヒヒ

ほむら「ま、まどかぁぁ!」

まどか「やっ!ほむらちゃん!だめだよぉ!」

ほむら「お返しよまどか!」

まどか「キャァァァ!えへへ、返されちゃった」

ほむら「ふふ」

まどか「やっと笑ったねほむらちゃん」

ほむら「・・・」

まどか「もし・・・私にできることだったら何でも言って・・・?私も・・・頑張るから」

ほむら「・・・えぇ」

ほむら(・・・言えるわけないじゃない)

ほむら「・・・まどか、体、洗いましょ」

まどか「うん、背中流してくれるの?」

ほむら「お望みならばね」

まどか「じゃあお願いするね」

ほむら「・・・」ゴシゴシ

まどか「ほむらちゃん上手だね」

ほむら「そうかしら・・・?」ゴシゴシ

まどか「うん、とっても気持ちいい」

ほむら「そう・・・よかったわ」

ほむら(この胸のふくらみ・・・微かだけど、揉める・・・)フニフニ

まどか「ほ、ほむらちゃ・・・ぅん」

ほむら(あぁ・・・そんな声を出さないで・・・押さえ切れなくなっちゃうじゃない)モミモミ

まどか「ん・・・!ふぁ・・・」

まどか「も・・・もういいんじゃないかな?」

ほむら「いいえ、ちゃんと洗わないと・・・」ハァ・・・ハァ・・・

まどか「ぁ・・・ふぁ・・・ああっ!」ビクッ!

まどか(な、何!? 今の・・・ゾクッとする感じ・・・)

ほむら「まどか・・・可愛い声、もっと聞かせて・・・ハァ、ハァ」サワサワサワ

まどか(ほむらちゃんの眼が…ぎらぎらして・・・怖い・・・!)

まどか「イ、イヤッ! やめて!!」

ほむら「!!!」ビクッ

まどか「怖いよ、ほむらちゃん・・・どうして、こんなこと・・・」グスッ

ほむら「わ、私・・・まどかに・・・なんてことを・・・」サー

まどか「ご、ごめんね!今日はもう帰るね!」ダッ!

ほむら「あっ・・・」

まどか(ほむらちゃんの顔が見れないよぉ・・・////)


ー 公園 ー

まどか「・・・////」

まどか(ほむらちゃん・・・どうしてあんなことを・・・)

まどか(怖かった・・・あんな目をしたほむらちゃん初めて見たよ・・・)

まどか(それにしてもどうしよ・・・こんな夜中に家に帰るわけにもいかないし・・・)

杏子「ん・・・?まどか?」

まどか「杏子ちゃん!」

杏子「おいおい、どうしたんだこんな夜中に・・・可愛い子が夜中にほっつき歩いていいもんじゃ・・」

まどか「杏子ちゃん・・・お願いがあるの」

杏子「お願い・・・?なんだ?」

まどか「杏子ちゃんのお家に泊めてほしいの・・・」

杏子「はぁ!?まどか、お前家があるだろ?」

まどか「さすがにこんな時間に帰れない・・・ほむらちゃんのおうちに泊まるって言ってきたし・・・」

杏子「なら・・・ほむらのところに戻れば・・・」

まどか「それは・・・」

杏子「・・・はぁ~、着いてきな」


ー 見滝原ホテル ー

杏子「ここだ」

まどか「ここ・・・すごくいいホテルなんじゃ・・・」

杏子「昔ここの一室を買い取ったのさ・・・さやかには怒られたけどさ」

杏子「さ、行くぞ」


ーーーーーーーーーーー

まどか「高い・・・」

杏子「そりゃそうさ、最高級の部屋だからな」

杏子「えっと・・・ファーストクラスだっけか?」

まどか「こんなお部屋もいいなぁ~」

杏子「それで・・・何があったんだ?」

まどか「・・・」

杏子「おいおい、黙るなよ・・・あんだけ仲のいいほむらのところを出てきたって事はよほどのことがあったんだろ?」

まどか「ぅぅ・・・///」

杏子「なんで顔が赤くなってるんだよ」

まどか「だ、だってぇ・・・///」

杏子「ま・・・まさかほむらの奴・・・」

杏子「あぁ~!なんであいつは自分の感情を抑えきれないんだ!」

まどか「・・・?」

杏子「まどか、お前ほむらからHなことされただろ?」

まどか「えぇ!?////」

杏子「その反応、やっぱりな・・・」

杏子「あいつ・・・あれほど言ってやったのに」

杏子「よく聞けまどか」

杏子「ほむらはまどかのことが好きなんだ」

まどか「・・・え?」

まどか「す、好きって・・・」

杏子「恋愛感情としての好きだ」

まどか「~~~~っ!/////」

まどか「ほ、本当なの?」

杏子「あぁ、間違いない。本人から聞いたことだしな」

まどか「そ、そうなんだ・・・」

杏子「まどか、今のを聞いてどう思った?」

まどか「ど、どうって・・・」

杏子「気持ち悪いと思ったのなら仕方がないことだ、それが普通なんだからな」

杏子「でも、もし嬉しいとか思ったんならそれも仕方がない、普通じゃなくても好きな感情が少しでもあるって言うことだからな」

杏子「どっちなんだまどか」

まどか「わ、私は・・・」

 


まどか「嬉しかった・・・」

 


杏子「そうか・・・なら、ここにいちゃ駄目だ」

まどか「ど・・・どうして?」

杏子「別に合わないから追い出そうなんてわけじゃないぞ?」

杏子「ただ、嬉しいって思ったんなら行かなきゃいけない場所があるだろ?」

まどか「杏子ちゃん・・・」

まどか「ありがとう、行ってくる」ダッ

杏子「はいよ~」

杏子(ほむら、後はあんた次第だ)


ー ほむホーム ー

ほむら「グスッ…ヒック…」

ほむら(まどかを傷つけてしまった・・・)

ほむら(まどかに嫌われてしまった・・・)

ほむら(まどかに嫌われて・・・私には何が残るのかしら・・・)

ほむら(孤独・・・かしらね、それもありだわ)

ほむら「こんなことになるんだったら・・・最初から断っておくべきだったわ・・・」


ピンポーン

ほむら(こんな時に…誰かしら)ゴシゴシ

ガチャ

ほむら「!」

まどか「あの…入っていいかな」

 

ーーーーーーーーーーーーー

ほむら「・・・何しに戻ってきたの?」

まどか「えっとね、話があるの・・・」

ほむら「・・・」

ほむら「・・・まどか」

まどか「な、なにかな」

ほむら「もう、いいのよ・・・私なんかに構わなくても・・・」

ほむら「気持ち悪いでしょう? …あなたに、ずっと、あんなことをしたいと思っていたのよ」

ほむら「軽蔑してくれていいのよ…」

ほむら「あなたを助ける、あなたを守ると言いながら、結局やっているのはあなたを傷つけることだけ…」

ほむら「きっとこれからも…私のそばにいると、あなたを傷つけてしまう」

ほむら「だから、もう…私のそばにいてはダメ……」

まどか「ほむらちゃん…」

まどか「私ね…考えたの」

まどか「なんでほむらちゃんはあんなことしたのか…相談もしてきた…」

まどか「それでね、気づいたの」

 

まどか「私は、ほむらちゃんが好きなんだって」

 

ほむら「まど…か?」

まどか「なのに、ほむらちゃんは、このままでいいの? 私への気持ちは、そんな中途半端なものなの?」

ほむら「ち、違…」

まどか「黙って、諦めて、眼を逸らして…私の隣に、ほむらちゃん以外の人がいる未来を望むの?」

まどか「それがほむらちゃんの優しさだとでも言うの?」

ほむら「だって…私といると…」

まどか「そんなの、逃げてるだけだよ、自分が傷つきたくないから」

ほむら「っ!!」

まどか「私は違う、だから、真正面から言うよ」

まどか「私は、ほむらちゃんのことが『好き』」

まどか「気付いたよ、私、自分の気持ちに」

まどか「同じ時間を過ごしていたい、そばにいて一緒に笑っていたい、私の全てを知ってもらいたい、私だけを見ていて欲しい…」

まどか「ほむらちゃんを知りたい、ほむらちゃんを幸せにしてあげたい、ほむらちゃんの幸せを私の幸せにしたい」

まどか「守られてばっかりで何もできない私じゃなくて、ほむらちゃんを幸せにしてあげられる私になりたい」

ほむら「!!」

まどか「この願いを叶えられるのは…この世界でほむらちゃんだけなんだよ」

まどか「ほむらちゃんは…どうなの?」

ほむら「ま、まどかぁ…グスッ、ヒグッ…」

ほむら「わ、私も…まどかが『好き』…大好き…」

ほむら「この世の全てを犠牲にしてでも…あなたを守りたくて…」

ほむら「でも、全てが終わって…平和な日常を取り戻しても…」

ほむら「怖くて、仕方がなかった…」

ほむら「あなたに…この気持ちが知られてしまうんじゃないかって…」

ほむら「あなたに…嫌われてしまうんじゃないかって…!」

ほむら「ずっと、気持ちを抑えてた…そうするしかないって、諦めてた…でも!」

ほむら「やっぱり、あなたは…私の全てなの…あなたを愛してるの…!!」

まどか「ほむらちゃん…」ギュッ

ほむら「まどかぁ…グスッ…うわぁぁぁん!」ギュッ


ーーーーーーーーーーーーーーー

まどか「ほむらちゃん、落ち着いた?」

ほむら「ええ…みっともないところを見せてしまったわね」

まどか「ウェヒヒ、私だけが知ってる、ほむらちゃんの一面だね!」

ほむら「も、もう、まどかったら…」

まどか「ほむらちゃん・・・」

ほむら「何?まどか」

まどか「保健体育の続き・・・やろ?」

ほむら「いいの・・・?」

まどか「ほむらちゃんじゃないと嫌だよ・・・」


ーーーーーーーーーーーーーーーー

ほむら(私の、世界で一番好きな人が、生まれたままの姿で目の前にいる)

ほむら(もちろん私も、一糸まとわぬ姿で、愛する人の前に立っている)

まどか「ほ、ほむらちゃん…は、恥ずかしい、よ…」

ほむら「隠してはだめよ、まどか…すでに『始まっている』のだから…」

まどか(っ…優しいけど、強い言葉…体が勝手に、従っちゃう…)

ほむら(至近距離ではなく、お互いの全身を観察できる程度の…それでいて、お互いの全身しか視界に入らない距離)

ほむら「ウフフ…まどか…どうしたの? モジモジして…」

まどか「……ぅぅ…見ないで…」

ほむら(普段、被服の下に慎重に隠された…誰にも見せてはならぬ、乙女の柔肌を…)

ほむら(愛しい人の前で、全てを曝け出す…羞恥による興奮が、恋愛の高揚と絡み合い…)

ほむら(否が応にも、全身の神経を心地よく昂ぶらせていく…)

ほむら「綺麗よ、まどか…私が見てきた、この世のどんなものより」

まどか「ほむら…ちゃん…」

ほむら「目をそらしてはだめ…私を見て…私の視線を感じて…」

ほむら「今、私があなたの体のどこを見ているか…感じて…」

まどか(ほむらちゃんの視線が…私の体を隅々まで見てる…)

まどか(ねっとりと…舐めるみたいに…ぎらぎらした、あの『眼』で…)

まどか(怖くはないけど…どうしたらいいのかわからないような、変な気持ち…)

まどか「はぁ、はぁ…」

ほむら(体を巡る意識は…他者の視線を敏感に察知し…)

ほむら(皮膚の…神経の…性的興奮を呼び起こす)

ほむら(性的興奮は、心拍数と呼吸数を上げ…その結果、体温は上昇、頬は紅潮し、全身にしっとりと汗を帯びる)

ほむら(汗はふだんとは違った香りをまとい…嗅覚から再び官能を刺激する…)

ほむら(高まった官能は、どこに集中するかというと…)

ほむら「まどか…」

まどか(ほむらちゃんが…ゆっくりと歩み寄ってくる。眼を見つめられたまま…)

ほむら「まどか、私ね…」

まどか(頭がぽーっとして…魅入られたみたいに、体が動かないよ…)

ほむら「本当は、あの時のキスが…」

まどか(ほむらちゃんの息がかかるくらい…顔が近い…眼を、逸らせない…)

ほむら「はじめて…だったのよ…」

まどか「ンッ! …ちゅ…」

まどか(! うそ…キス…どうしてこんな…気持ちいいの…)

ほむら(まどか…私のまどか…)

ほむら「ちゅぷ…ん…くちゅ…あ、はぁ…」

まどか(体…ビリビリ、しびれるみたい…)

ほむら(上下の唇は、皮膚と粘膜にはさまれた高度に敏感な帯域…)

ほむら(高められた官能と共に…唇を永く、かたく結合すれば…)

ほむら(強烈な神経刺戟…すなわち、どこまでも甘美な、快楽の波が生ずる)

まどか「っぷは…はぁ、はぁ…」

ほむら「口はね…言葉を紡ぎ、食べ物を味わい、そして…婚礼の契約を交わす器官…」

ほむら「こんなに複雑で多機能なのだから…ものすごく敏感で、精緻に作られているの」

ほむら「人が、どうしてキスをするか…わかる?」

まどか「えっ…ううん…」

ほむら「難しく考えなくてもいいわ。…答えは、『気持ち良い』からよ…言葉に尽くせぬほどにね」

まどか「そ、そんなぁー…んむっ! ちゅ…くちゅ…」

まどか(あぁ…ほんとに…とろけるみたいに…気持ちいい…)

まどか(あ、そっか…だから、『甘い』って表現するんだね)

ほむら「っはぁ…んちゅ…はむ…」

まどか(ほむらちゃんの舌が…絡み付いてくる…)

まどか(口でつながって…唾液が混ざっちゃってる)

まどか(さっきまで、ほむらちゃんの体の中を巡ってた、唾液が…)

まどか(いま、私の体の中に…入ってきちゃってる…)

まどか(体液を共有してる…ひとつに、なっちゃってるんだ…)

まどか「フゥ、フゥ…ちゅ…ちゅぶ…ん…れろ…」

ほむら(口内をゆっくり、這うように…隅々まで味わいつくすようにねぶる)

ほむら(最初は所在無さげだったまどかの舌が、おずおずと絡み付いてくる)

ほむら(激しく、迸る気持ちをぶつけるように…舌を絡ませてあげる)

ほむら(舌での結合は、時に性器の結合よりも激しい官能の波を、全身に呼び起こす)

ほむら(時折、ふるふると肢体を震わせる…私だけの愛しいまどか)

ほむら(いま、そのまどかを独占し…甘い、甘い快楽を共有している)

まどか「っぷは、はぁ、はぁ、ほむらちゃぁん…」

ほむら「まどか…」

まどか「あ…」

まどか(頭…なでなで…きもちいいよぉ…)

ほむら「頭、撫でられるの…好きかしら?」

まどか「うん…だいすき…」

ほむら「いっぱい甘えていいのよ…。私は、あなたに頼られるのが何より嬉しいのだから」

ほむら「さ、横になりましょう…。体の力を抜いて、楽にして…それが一番大切よ」

まどか「…」

まどか「ね、ほむらちゃん…」

ほむら「?」

まどか「女の子同士で…えっちなことして、気持ちよくなるのって、おかしいのかな」

ほむら「どうしてそう思うの?」

まどか「だって、他の動物はそんなことしない…自然じゃないから…」

ほむら「そうね…。でも、おかしくはないわ」

ほむら「人間は、確かに肉体だけ見れば動物ね。生物は、宿命的に生殖への欲求を持っている」

ほむら「動物にとっての生殖、つまり、えっちなこと…性交は、肉体的・原始的な快楽をもたらすもの」

ほむら「動物は、究極的にはそのためだけに生きていると言っても過言ではないわね」

ほむら「けどね、人間は、それだけではないの。人間には、感情があり、精神があり、文化がある」

ほむら「愛の感情が満たされたとき、好きな人と心が通じたとき…より複雑で、高次の快楽を感じることができるの」

ほむら「そのふたつを同時に感じたら、どんな幸福感になると思う?」

ほむら「だからね、私たちのしていることは…動物のそれと、似ているようでまったく違うもの」

ほむら「性別なんて、些細なこと…。おかしいことなんか何もないのよ、まどか…」

まどか「ほむらちゃん…」

まどほむ「「好き…」」チュッ

まどか「ふはぁ…ほむらひゃん…」

ほむら「まどか…私に体をぴったり合わせて、抱きしめてみて…」

まどか「こう…かな?」キュッ

ほむら「そうよ…皮膚に意識を集中して、全身で私を感じて…」

まどか(ほむらちゃんが上から覆いかぶさってくる…でも、心地いい重さ…)

まどか(ふわって、髪のいい香りと…他に、なんだろう、ドキドキするような匂い…)

ほむら「皮膚はね…それ自身がすでに性感帯なのよ…」

まどか(あぁ…耳元で…全身ぴったりくっついてて、ひとつになっちゃったみたい…)

ほむら「五感の中で、最も原始的で基本的な感覚、触覚…」

まどか(ほむらちゃんの鼓動…血の流れ…温かさ…興奮…感じる…)

ほむら「触覚で得る、複雑な意味づけを必要としない、ダイレクトな情報…」

まどか(ふぁっ!? 耳…はむはむされて…ゾクゾクするよぉ!)

ほむら「性的興奮で鋭敏になった全身の神経に、駆け巡るような快感を与えるのよ…」

まどか(あ、あ、あ…! わきの下!? くすぐったさと違う…変だよぉ…!)

ほむら「でもね、個人差が大きいの…敏感な人もいれば、鈍感な人もいる…」

まどか(ひぁぁん! 背中っ! どうしてこんなぁ…!)

ほむら「場所もあるわね…その人の、弱い場所…気持ちよくなっちゃう場所…」

まどか(あぁっ…首筋、舐められて…はぁぁっ…気持ちいい…!)

ほむら「まどか、自分の指先を舐めて、おしゃぶりしてみて…」

まどか「う、うん……ぺろ、ちゅぱっ…」

ほむら「指の股の間を舐めたり、指先を吸ったり、いろいろやってみて…」

ほむら「私はその間、あなたの足から気持ちよくしちゃうわね…」

まどか「えっ…あひ…?」

ほむら「可愛い、まどかの足…指先から…れろっ…ちゅぶ…」

まどか「ほ、ほむらひゃ…きたないよぉ! ぅあっ!」

ほむら(舌で指の間…足の裏…ふくらはぎ…ゆっくり、ゆっくり…)

まどか「あっ…あぁ、はぁ、はぁ、はぅ…」

ほむら(同時に、ふとももをゆっくり撫で擦りながら上へ…)

まどか「はぁぁっ、ほむらひゃぁん…あぁぁっ、はぁぅっ…」

ほむら(そのまま、舌でおへそ、肋骨の周り…)

まどか「ほむらちゃん、せ、切ないよぉ…! 変だよぉ!」

ほむら「そうね、そろそろ…まどかのいちばん弱くて…敏感な部分を、気持ちよくしましょうか…」

ほむら「まどかの、いちばん弱いところは、どこ…?」

まどか「はぁ、はぁ、ほむら、ちゃん…」

まどか(そんなの…わかってるくせに…)

ほむら「そんな目しないで…わかってるわ」

ほむら(両手の指で、乳輪の周りをゆっくり撫で回しながら…)

まどか「くぅん…うぅぅ…はぁぁっ…」

ほむら「気持ちいいところに…集中して…ねっ」キュッ

まどか「うぁっ! ふぁはぁぁんっ!」ビクビクッ

まどか(すごい…! 乳首から、電気が流れるみたいに…!)

ほむら「最後は、ここも一緒に…」

ほむら(乳首を舌と片手で…もう片方の手で、クリトリスを)

まどか「はぁっ! はぅぅっ! ほ、ほむらちゃ…ほむらちゃあん!」

まどか(目の前がちかちかして…体が奥のほうから…勝手に…がくがくするっ…)

ほむら「イッていいのよ…まどか」

まどか(光が…ああ、なにか…なにか、くるっ…!)

まどか「わ、わたし、わたしっ…あ、あ、ああっ! くぅぅぅぅぅんっ!!」ビクンビクン!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ほむら「どうかしら・・・?ちゃんと覚えれた?」

まどか「む・・・無理らよぉ・・・」

ほむら「イっちゃったものね」

ほむら「これで勉強は終わり、寝ましょ」

まどか「待ってほむらちゃん」

ほむら「まどか?まだ何かあるの?」

まどか「お礼・・・しなくちゃね」

ほむら「えっ…まど…ンッ! …ちゅ…」

まどか「ほむらひゃん…ちゅ…ちゅぅ…」

まどか(ほむらちゃんが私を愛してくれたみたいに…私もほむらちゃんを…)

ほむら「ああっ…! まどかぁ…」

まどか(ええっと…首から…胸元…ペロペロしていけばいいかな…)ペロペロ

ほむら「まどかっ…まどかぁっ…!」

まどか(ぺろぺろしながら下に下がって…。おっぱい揉みながら………あれ…?)サワサワ

まどか(……揉め…ない……)サスサス

まどか(…………)チラッ

ほむら「…………」ウルウル

まどか(て、転校直後に数学の解けない難問を当てられた時のような絶望的な表情ッッ…!)

まどか「ひ…貧乳はステータスだ希少価値だッ! ガッつくようだが、私の好物なんだーッ!」レロレロレロレロ!

ほむら「ひゃぁぁんッ! そ、そんな急に激しくっ!」

まどか「おっぱいが無いなら下のお口を責めればいいじゃない」ペロペロッ

ほむら「はひゃぁぁぁんっ! そ、そこはっ! ま、まろかぁぁっ!」ビクビクビクン

まどか「わひゃっ!? ほ、ほむらちゃん…? もしかして、もうイッちゃったの…?」

ほむら「ま、マドカァー…ハァ、ハァ…」

まどか「…この感度の良さ…ほむらちゃん、もしかして、」

ほむら「……」ギクッ

まどか「ふぅん……やっぱりね。ねえ、ほむらちゃん。イメトレしてたでしょ?」

ほむら「し・・・してないわ」

まどか「……」グリッ

ほむら「はっひゃぁぁぁっ! らめぇぇっ!」ビクッビクッ

まどか「なんでだろ、ほむらちゃんのこと嘘つきだなんて思いたくないのに、ほむらちゃんの言ってる事、本当だって思えない」

ほむら「はぁ、はぁ、はぁ、……し…した…」

まどか「ん?」

ほむら「…してま…した…」

まどか「よく言えました」クリクリクリ

ほむら「ああんっ! あっはぁ! はぁんっ!」ビクビク

まどか「ねぇ、ほむらちゃん、どんな内容で『イメトレ』するの?」クリクリ

ほむら「はぁぁっ……い、いじめないで……まどか…」

まどか「教えてくれないんだ……じゃ、やめちゃおっかな…」

ほむら「あぁっ…そ、そんな……」

まどか「教えてくれたら、その通りのこと…してあげるよ?」

ほむら「…っ…まどかと……あそこを……くっつけて……」

まどか「うんうん」

ほむら「…それで……キスしながら……ふたりで……いっしょに…」

まどか「ほむらちゃん」

ほむら「えっ? …ん…っちゅ…」

まどか「ちゅ…。ごめんね、イジワルして。ほむらちゃんがあんまり可愛いから、つい」

ほむら「まどかぁ……」

まどか「ほむらちゃん……ちゅっ…くちゅ…」

ほむら(あぁ…まどかのが…当たってる…! すごい…気持ちいい…)

ほむら(身長差がちょっとつらいけど…でも、そんなの気にならない)

ほむら(まどか…まどか…!)

ほむら「ま、まどかっ、私、もう…!」

まどか「ほむらちゃん、もうちょっと我慢して…私も、もうちょっとだから…!」

ほむら「はぁ、はぁ、まどか、まどかぁっ!」

ほむら(まどかの気持ちが…伝わってくる! 言葉にしなくてもわかる…!)

まどか(口から…皮膚から…匂いから…目から、耳から、全て、ほむらちゃんを感じ取れる)

ほむら(ああ、くる! くる! 光が…ああ…! もう…!)

まどか(心と体の奥、深いところで…ほむらちゃんとひとつに…!)

ほむら「まどかっ…好きっ、まどかぁぁ!!」

まどか「ほむら…ちゃんっ…私もっ…!!」

まどほむ「「あっ! あああああぁぁぁッ――――!!!!」」


ーーーーーーーーーーーーーー

まどか「はぁ・・・はぁ・・・ほむらちゃん・・・」

ほむら「ま、まどか・・・」

ほむら「私を・・・」

まどか「・・・?」

ほむら「私を好きになってくれて・・・ありがとう」

まどか「どういたしまして・・・」

まどか「私もほむらちゃんと恋人になれて嬉しいよ・・・」

ほむら「まどか・・・」

まどか「ほむらちゃん・・・」


チュッ・・・


終わり


あとがき

作者「くっはぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」ブシャァァァァァァ!!

さやか「ちょっ!?いきなり鼻血噴出しないでよ!!」

作者「まどほむいちゃいちゃ!!たまらんわぁぁぁぁぁ!!」

ほむら「だ!黙りなさい!!」

まどか「ほむらちゃぁん・・・」

作者「さぁ!ここでいちゃいちゃしてもいいんだよ!?ていうかしてください!!」

ほむら「こ・・・この淫獣・・・!」

作者「さて・・・SS中にあった問題の答えです」

Q.性的欲求を感じたことがある年齢が一番多い歳


   A.男性19歳 女性21歳

ほむら「女性って意外と二十歳を過ぎてからなのね」

作者「授業を受けたときは私も驚きましたね」

作者「大体男女18を過ぎたあたりで感じ始めるんじゃないかと思ってましたから・・・」

作者「次の問題の回答です」

Q.異性と親しくなりたいと思っている人が一番多い歳


   A.男性19歳 女性21歳

まどか「これも同じなんだね」

作者「みたいですね」

作者「私はもっと早い段階からそう思ってるんですよ?」

作者「なのに・・・フフフフフフフフフフフ!!!」

さやか「・・・」

まどか「ほむらちゃん、そろそろ終わりだって」

ほむら「今回も早いのね」

さやか「実際の理由はネタがないみたいだけどね」

まどか「さやかちゃん!!」

ほむら「あなたはどこまで(ry」

作者「いかがでしたか?まどほむ百合ん百合んSSは」

作者「私はどうしても百合しか好きじゃないのでBLはかけないのが残念なところ・・・」

作者「まああくまで趣味の範囲で書いてるので気にしないんですけどwww」

作者「もう春ですね、早いものです。」

作者「私は無事に進級できたのですが・・・皆さんはどうでしたか?」

作者「受験に落ちた、試験で合格できなかった、合格したんでだらけてます。色々あるでしょう」

作者「桜も満開の季節、お花見というリア充どもの季節でもありますが・・・」

作者「そんな中でも桜というものはいいものです。日本の花、って感じが私はします」

作者「機会があれば桜を見に行くのもいいかもしれません」

作者「長々と話しましたがそろそろお別れの時間です」

作者「長編のほうもちょくちょく進めておりますので・・・そちらのほうも期待していてください」

作者「それでは・・・」

ほむら「またの機会に」

まどか「お待ちしております」