ほむら「蒼い精への想い」

さやか「はぁ・・・はぁ・・・!!」

ほむら「どうして分からないの?余裕がないのだから魔女だけを狙って仕留めないといけないのよ」

ほむら「使いなさい、ソウルジェムももう限界のはずよ」コン

さやか「・・・今度はなにを考えてるのさ」

ほむら「いい加減にして!!」

ほむら「いつまで他人を疑ってるつもりなの!?そんなに他人に助けられるのが嫌なの!?」

さやか「・・・あたしはアンタ達とは違う魔法少女になるって決めたんだ」

さやか「だから誰かを見捨てたり利用したりなんてしない、見返りもいらない」

ほむら「・・・私はあなたを・・・助けたいだけ。なのにどうして信じてくれないの・・?」

さやか「どうしてかな・・・ただなんとなく分かるんだ」

さやか「アンタが嘘つきだってこと」

さやか「いつも空っぽの言葉を喋ってる。ほんとはあたしのこととか言いながら全然別のこと考えてるでしょ?」

さやか「誤魔化しきれるもんじゃないよ、そういうの」

ほむら「そうやって、あなたはますますまどかを傷つけるのね・・・」


ほむら「あなたって鋭いわ。えぇ、図星よ」

ほむら「別にあなたを助けたいわけじゃない、あなたが破滅していく姿をまどかに見せたくないだけ」

ほむら「すべてはあの子のためなのよ?」

ほむら(そして・・・)


~~~~~~~~~~~~~~~~

 いつ頃のことだろうか・・・

 私がまだお下げでメガネをかけていた頃

 美樹さやかとも、友好な関係を築いていたときの話


さやか「いっちょ上がり!!」

ほむら「はぁ・・・はぁ・・・」

さやか「だいじょーぶ、ほむら?」

ほむら「は、はい」

さやか「今日はここまでにしよっか」

ほむら「い、いえ!まだいけます」

さやか「だ~め、無理して戦うのは危険だってマミさんが言ってたでしょ!」

さやか「・・・マミさんが」

ほむら「美樹さん・・・」

 この時点で巴マミは魔女にやられていた

 私がもっと早く気付いていれば助けることができたかもしれなかった


さやか「・・・マミさんのためにも、今日はもう休もうよ」

ほむら「・・・はい」

 まどかは巴マミがやられたことにより魔法少女への憧れは薄まっていた

 この時点では今の私だと絶好の機会だと判断したはず

 だけど、まだ人間としての心があった頃の私にとってあの現実は辛かったと記憶している

 巴マミへの憧れもあった。今でも憧れてないわけではないけれど

 巴マミのためにも強くならなければ。そう考えて張り切るも所詮病弱の体

 魔力も強いわけではないので肉体強化もそこまで強いものではない

 結果、すぐに疲れたり銃の反動で怪我をしたりすることもあった

 
さやか「・・気にするなって、ほむら」

ほむら「・・・」

 悔しかった

 足手まといにしかならない私が嫌いだった

 それでも諦めなかった

 まどかを救うのが私の願いなのだから

 だから私は秘密の特訓を行った

 魔力の強化

 時間停止中の停止時間の延長

 あらゆる特訓を行った結果

 私は戦力として見られるくらいになるのは・・・もうすこし先だった

 納得のいかない現実

 しかし、これが現実なんだ

 これが私の力、この程度の力じゃまどかなんて守れない

 悔しかった、成りたての美樹さやかのほうがうまく立ち回ったりするのが

 妬ましかった

 このとき私のソウルジェムは少々濁っていた

 まだ魔法少女が魔女になることなんて知らない

 希望を求める限り、救われないことを

 ワルプルギスの夜が来るまであと1週間くらいのときだろうか

 私は一人で魔女の結界へ入った

 特訓を行ったのだから強くなったはず、半ばそう思わせるような感じだった

 だけどそうもうまくはいかない

 魔女の攻撃にやられて体中傷だらけ

 あぁ・・・このままやられるのか・・・

 そう思い・・・目を瞑った

 コンプレックス・・・というものだろうか

 まどかを守ることもできない私なんていらない

 こんな弱い私、誰も必要としない

 ・・・死んでしまえば

さやか「ほむら!!目を開けて!!」

ほむら「ぅ・・・美樹・・・さん?」

さやか「よかった・・・!!心配かけないでよ!!」

 ギリギリ美樹さやかが到着し、魔女を倒したようだ

 感謝、妬み、いろいろな感情が混ざり混ざって

 私は泣いた

さやか「ぇえ!?ど、どうしたのほむら・・・?」

ほむら「ひぐっ・・ごめ・・・ごめん・・・なさい・・・!!」

 正直に話した

 さやかを妬んでいたこと、まどかを守りたいこと

 その時さやかはこう言ってくれた

さやか「一人で抱え込まないでさ、一緒に悩ませてよ」

 嬉しかった、勝手にふざけたことを思っていた相手になぜこんな事が言えるのだろうか

 分からなかった、だけど嬉しかった

 私が、美樹さやかに心を開いた瞬間

 そうして私はワルプルギスの夜と戦った

 結果は惨敗、私も美樹さやかも動ける状態ではなった

 そんな中契約した子がいる

 そう、鹿目まどか

 まどかは一人でワルプルギスを倒した

 ・・・自分が死ぬと分かっていながら

 ・・・そのときの私は、少しおかしかったような気がする

 なぜならさやかへと駆け寄ったからだ

ほむら「美樹・・・さん・・・!!」

さやか「ほむ、ら・・・」

ほむら「しっかりして・・・!!」

さやか「あたしのことはいいから・・・!!まどかのところに・・・!!」

ほむら「まどかは・・・!!もう・・・!!」

さやか「・・・なら、早く行かなきゃ」

さやか「また助けに行くんでしょ?」

さやか「あたしが着いていけないのが・・・悔しいけどさ」

さやか「これ持っていってよ」

 さやかは髪飾りを私にくれた

ほむら「・・・ありがとう」

ほむら「必ず、必ずまどかを救ってみせる」

さやか「うん、それでこそあたしの嫁候補だ・・・!」

ほむら「じゃあね・・・美樹さん」

さやか「・・・」

さやか「頑張れ・・・ほむら」

 結局、何度繰り返しても運命は変わらず

 いい方向に行かず、どんどん悪い方向に進んでいっているような気がする

 さやかとは犬猿の中、巴さんとは敵の状態

 苦しかった、寂しかった

 でも負けなかった

 さやかが渡してくれた髪飾りが、私を支えてくれた

 まだ頑張れる、まだ大丈夫

 そう言い聞かせた

 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ほむら「別にあなたを助けたいわけじゃない、あなたが破滅していく姿をまどかに見せたくないだけ」

 ほむら「すべてはあの子のためなのよ?」

 ・・・あぁ、そうか。

 私も・・・さやかと同じ思いを抱いていたんだ

 今なら私も分かる

 辛かったんだ・・・と

ほむら「これ以上、まどかを苦しめるくらいなら」

ほむら「いっそ、殺してあげるわ」

 

 

 


 今、楽にしてあげるね

  
 

 


 END


あとがき

作者「・・・短い&暗い・・・・」

さやか「やっほ~!このSS呼んでくれてありがと~!!美樹さやかだよ!」

ほむら「暁美ほむらよ」

さやか「ほむらぁ~、あんたあたしにこんな感情抱いてたんだ~。ふ~ん・・・」

ほむら「・・・///」

さやか「さすがあたしの嫁候補だぁ~!!」

ほむら「お断りします」

さやか「なぬぅ!?このさやか様のご指名が聞けぬというのか!!」

ほむら「だってまどかが好きだもの」

まどか「このSSでほとんど出番なかったね、まどかだよ」

まどか「私も・・・大好きだよ////」

さやか「・・・会場の空気が一気に甘くなっていく」

作者「おかしいな・・・食パンがハニートーストに・・・」

作者「あ、このSSを拝見いただき誠にありがとうございます。作者事タケヒロです」

タケヒロ「今後はこのような表示になりますので・・・今後ともよろしくお願いします」

タケヒロ「一応・・・タケヒロ(作者)のほうが分かりやすいなど意見がありましたらツイッターやコメントなどで書いてください」

さやか「話戻して・・・タケヒロ、このSSの説明を」

タケヒロ「なんか初めて呼び捨てにされて興奮気味だけど説明と・・・」

タケヒロ「このSSが思いついたのは8/4ですね」

タケヒロ「さやほむ、マミほむ、杏ほむ、色々なCPがありますが個人的に好きなのはさやほむですかね」

タケヒロ「かといって他のCPが嫌いなわけじゃないんですけどね」

タケヒロ「こんなほむらもアリじゃないか!最近そういう妄想・・・もとい想像をすることが多くて・・・」

タケヒロ「結果、劇場で映像化されなかった第八話の部分を個人的に好きなようにSS化しました」

タケヒロ「・・・今回も面白くないという人が多そうな作品ですが、今後もお付き合いいただけると光栄です」

さやか「ボキャブラリーの少なさのせいでギャグSSが書けないのが辛いところだよね」

ほむら「・・・まあ頑張って書いてるのだから私達もちゃんと付き合ってあげないと」

さやか「そだね、まどかは何か言うことある?」

まどか「タケヒロちゃんはとりあえず放課後話そっか」

タケヒロ「怖い!!まどかさんが怖い!!」

まどか「そんなことないよ~。別に出番少ないこととかリアルでほむらちゃんをいじくってる絵を描いてる事とか全然関係ないよ」

タケヒロ「あ・・・あ・・・」

まどか「ウェヒヒヒヒ」

さやか「・・・まあこれで終了だよ」


 

ほむらまどかと一緒に保健体育の授業」

まどか「ほむらちゃん・・・」

ほむら「どうしたの・・・?そんな浮かない顔して」

まどか「ほむらちゃん・・・これ見て」スッ

ほむら「これは・・・保健体育のテスト・・・?」

まどか「・・・点数見て」

ほむら「・・・!」

ほむら(まどかが・・・38点!?おのれ美樹さやか・・・!!どこまでも邪魔を・・・!!)

作者(38=さや、です)

まどか「お願いほむらちゃん・・・私に保健体育の授業をしてほしいの」

ほむら「任せてまどか、あの青魚の餌食になんてさせないわ」

まどか「あ、青魚・・・?」

作者(もちろん美樹さやかのことです)

さやか「何の話してんのほむら?」

ほむら「でたわね・・・!この青魚!!」

さやか「はぁ!?いきなり何言ってんの!?」

ほむら「まどかは渡さない!!あなたの餌食になんてさせないわ!!」

ア・・・アケミサン、ナニヲイッテンダ?

シュラバヨシュラバ

キ・・・!キマシタワー!

さやか「まどか・・・ほむらはなに言ってんの・・・?」

まどか「わかんないよぉ~・・・」

ほむら「まどかに保健体育の授業をするのはこの私!!あなたは引っ込んでなさい!」

さやか「・・・」

さやか「まどか・・・怒ってもいいんだよね?」

まどか「え!?お、落ち着いてさやかちゃん!!ほむらちゃんだって悪気があって言ったわけじゃ」

さやか「・・・ほむら、次言ったらあんたでも容赦なく叩くよ・・・?」

まどか「・・・ほむらちゃん?いいね?」ゴゴゴゴ

ほむら「ほむっ!?ぎょ、御意!!」


-------------

ほむら「まどか、家に帰ったら教科書とノート、それからお泊りセット、下着、変えの着替えも持ってきて頂戴」

まどか「お泊り確定事項なんだねほむらちゃん」

さやか「ん?お泊り?ほむら、あたしもいい?」

ほむら「駄目よ、遊びのお泊り会じゃないの」

さやか「遊びじゃないのか・・・・じゃあパス!」

ほむら「えぇ、そのほうがいいわ。大人の階段を上ることになりそうだし」

まどか「じゃあ今日はよろしくねほむらちゃん!」ニコッ!

ほむら「えぇ」ダバダバ!

さやか「鼻血止めろ変態」


ー ほむホーム ー

ほむら「・・・」

ほむら「今日はまどかと一緒・・・」

ほむら「場合によっては・・・」

ほむら「・・・まどか、まどか!」ハァ・・・ハァ・・・

ほむら「んっ!・・・ぅあ!」

ほむら「んちゅっ・・・まろか・・・」

ほむら「・・・・ちゅっ、くちゅっ・・・」

ほむら「まどか・・・!私・・・!」

ほむら「ぁっ!」ビクンビクン!

ほむら「はぁっ・・・はぁっ・・・」グテー

ほむら「マドカ・・・」

まどか「ほむらちゃぁ~ん!」

ほむら「ま、まどか!?」ビクッ!

ほむら「まずいわ・・・!早く片付けないと・・・!」

ほむら「時間停止!」カチリッ!

ほむら「ぜ、全部盾の中に・・・!」ギュッ~!

ほむら(停止解除)

ほむら「は~い!」

ほむら「いらっしゃいまどか」

まどか「ウェヒヒ、ほむらちゃんお待たせ!」

ほむら「さぁ、今日は頑張って勉強するわよ」

まどか「よろしくお願いします。先生」

ほむら「せ!先生!?」

ほむら(・・・っ!録音してなかった・・・!)

ほむら「うぅ・・・・!」ガクッ!

まどか「ほむらちゃん!?そ、そんなに嫌だった!?」

ほむら「まどか・・・むしろ最高よ」

まどか「え?」

ほむら「っ!ゴホン!なんでもないわ」

まどか「・・・今日のほむらちゃんなんだか変だなぁ」

ほむら「気のせいよ。さ、勉強をはじめましょ」


ーーーーーーーーーーーーーーーー

ほむら「男性の精子と、私達女性にある卵子がくっつくことで受精卵ができるの」

ほむら「卵子と卵子、精子と精子同士がくっついても受精卵はできないわ・・・残念なことね」

まどか「ほむらちゃん・・・?」

ほむら「なんでもないわ、続けましょ」

作者「皆さんは性欲でむやみにセッ○スをするのはやめましょう。性感染症などを引き起こす原因、望まない妊娠をしてしまう可能性があります」

作者「やるなら性別が同じ人とどうぞ、快感は得られるはずです」

ほむら「!」バァン!

まどか「ほむらちゃん!?」

ほむら「・・・ごめんなさい、今淫獣がいたような気がしたから」

ほむら「次の問題よ、平成24年4月1日に発行された最新保健体育に掲載されている性的欲求を感じたことがある年齢が一番多い歳を男女答えて」

作者「皆さんも考えてみてください。答えはあとがきにて」

ほむら「ヒントも出しておくわ、案外早い段階から感じ始めているけれど・・・意外と歳をとったほうが多いみたいね」

まどか「う~ん・・・男性が○○、女性が○○・・・?」

ほむら「女性は正解ね、男性は全然違うわ」

まどか「難しいね・・・」

ほむら「大丈夫、まどかならできるわ。」

ほむら「次の問題、異性と親しくなりたいと思っている人が一番多い歳を男女答えなさい」

作者「ちなみに私は高校入り立ての頃からそう思っていました」

作者「しかし、そこのラインはまだまだ少なめです。頑張って考えてください」

ほむら「そろそろお風呂に入りましょう」

まどか「ふぅ・・・疲れたねほむらちゃん」

ほむら「ふふ・・・まどかは勉強嫌いかしら?」

まどか「うん・・・好きではないね」

ほむら「それが正解よまどか、勉強が好きな人なんてそうそういないもの」

まどか「ほむらちゃんは勉強好き・・・?」

ほむら「・・・保健体育なら」ボソッ

まどか「?」

ほむら「好きじゃないわ」

まどか「そうだよね、早くお風呂はいろっか」

ほむら「えぇ、・・・っ!?」

ほむら(ま、まどかの裸身・・・・!!き、綺麗だわ)

ほむら(一糸まとわぬ姿、この世のどんなものよりも綺麗・・・)

ほむら(あぁ・・・!犯したい、まどかと一緒にイキたい!)

ほむら「はぁ・・・はぁ・・・」

まどか「ほ、ほむらちゃん?」

ほむら「!?どうしたのまどか?」

まどか「それはこっちの台詞だよ・・・いきなり息を荒げるからどうかしたのかと思って・・・」

ほむら「大丈夫よ、ちょっと・・・考え事をしていただけだから」

ほむら(・・・いけない、まどかにあんなことできない・・・)

ほむら「・・・」

ほむら(胸が・・・痛い)


ーーーーーーーーーーーー

まどか「あったかいね~」

ほむら「えぇ・・・」

まどか「綺麗にしないとね」

ほむら「えぇ・・・」

まどか「む~・・・」

まどか「えいっ!」

ほむら「ひゃっ!?ま、まどか!?」

まどか「やった、ほむらちゃん驚いた」ウェヒヒヒ

ほむら「ま、まどかぁぁ!」

まどか「やっ!ほむらちゃん!だめだよぉ!」

ほむら「お返しよまどか!」

まどか「キャァァァ!えへへ、返されちゃった」

ほむら「ふふ」

まどか「やっと笑ったねほむらちゃん」

ほむら「・・・」

まどか「もし・・・私にできることだったら何でも言って・・・?私も・・・頑張るから」

ほむら「・・・えぇ」

ほむら(・・・言えるわけないじゃない)

ほむら「・・・まどか、体、洗いましょ」

まどか「うん、背中流してくれるの?」

ほむら「お望みならばね」

まどか「じゃあお願いするね」

ほむら「・・・」ゴシゴシ

まどか「ほむらちゃん上手だね」

ほむら「そうかしら・・・?」ゴシゴシ

まどか「うん、とっても気持ちいい」

ほむら「そう・・・よかったわ」

ほむら(この胸のふくらみ・・・微かだけど、揉める・・・)フニフニ

まどか「ほ、ほむらちゃ・・・ぅん」

ほむら(あぁ・・・そんな声を出さないで・・・押さえ切れなくなっちゃうじゃない)モミモミ

まどか「ん・・・!ふぁ・・・」

まどか「も・・・もういいんじゃないかな?」

ほむら「いいえ、ちゃんと洗わないと・・・」ハァ・・・ハァ・・・

まどか「ぁ・・・ふぁ・・・ああっ!」ビクッ!

まどか(な、何!? 今の・・・ゾクッとする感じ・・・)

ほむら「まどか・・・可愛い声、もっと聞かせて・・・ハァ、ハァ」サワサワサワ

まどか(ほむらちゃんの眼が…ぎらぎらして・・・怖い・・・!)

まどか「イ、イヤッ! やめて!!」

ほむら「!!!」ビクッ

まどか「怖いよ、ほむらちゃん・・・どうして、こんなこと・・・」グスッ

ほむら「わ、私・・・まどかに・・・なんてことを・・・」サー

まどか「ご、ごめんね!今日はもう帰るね!」ダッ!

ほむら「あっ・・・」

まどか(ほむらちゃんの顔が見れないよぉ・・・////)


ー 公園 ー

まどか「・・・////」

まどか(ほむらちゃん・・・どうしてあんなことを・・・)

まどか(怖かった・・・あんな目をしたほむらちゃん初めて見たよ・・・)

まどか(それにしてもどうしよ・・・こんな夜中に家に帰るわけにもいかないし・・・)

杏子「ん・・・?まどか?」

まどか「杏子ちゃん!」

杏子「おいおい、どうしたんだこんな夜中に・・・可愛い子が夜中にほっつき歩いていいもんじゃ・・」

まどか「杏子ちゃん・・・お願いがあるの」

杏子「お願い・・・?なんだ?」

まどか「杏子ちゃんのお家に泊めてほしいの・・・」

杏子「はぁ!?まどか、お前家があるだろ?」

まどか「さすがにこんな時間に帰れない・・・ほむらちゃんのおうちに泊まるって言ってきたし・・・」

杏子「なら・・・ほむらのところに戻れば・・・」

まどか「それは・・・」

杏子「・・・はぁ~、着いてきな」


ー 見滝原ホテル ー

杏子「ここだ」

まどか「ここ・・・すごくいいホテルなんじゃ・・・」

杏子「昔ここの一室を買い取ったのさ・・・さやかには怒られたけどさ」

杏子「さ、行くぞ」


ーーーーーーーーーーー

まどか「高い・・・」

杏子「そりゃそうさ、最高級の部屋だからな」

杏子「えっと・・・ファーストクラスだっけか?」

まどか「こんなお部屋もいいなぁ~」

杏子「それで・・・何があったんだ?」

まどか「・・・」

杏子「おいおい、黙るなよ・・・あんだけ仲のいいほむらのところを出てきたって事はよほどのことがあったんだろ?」

まどか「ぅぅ・・・///」

杏子「なんで顔が赤くなってるんだよ」

まどか「だ、だってぇ・・・///」

杏子「ま・・・まさかほむらの奴・・・」

杏子「あぁ~!なんであいつは自分の感情を抑えきれないんだ!」

まどか「・・・?」

杏子「まどか、お前ほむらからHなことされただろ?」

まどか「えぇ!?////」

杏子「その反応、やっぱりな・・・」

杏子「あいつ・・・あれほど言ってやったのに」

杏子「よく聞けまどか」

杏子「ほむらはまどかのことが好きなんだ」

まどか「・・・え?」

まどか「す、好きって・・・」

杏子「恋愛感情としての好きだ」

まどか「~~~~っ!/////」

まどか「ほ、本当なの?」

杏子「あぁ、間違いない。本人から聞いたことだしな」

まどか「そ、そうなんだ・・・」

杏子「まどか、今のを聞いてどう思った?」

まどか「ど、どうって・・・」

杏子「気持ち悪いと思ったのなら仕方がないことだ、それが普通なんだからな」

杏子「でも、もし嬉しいとか思ったんならそれも仕方がない、普通じゃなくても好きな感情が少しでもあるって言うことだからな」

杏子「どっちなんだまどか」

まどか「わ、私は・・・」

 


まどか「嬉しかった・・・」

 


杏子「そうか・・・なら、ここにいちゃ駄目だ」

まどか「ど・・・どうして?」

杏子「別に合わないから追い出そうなんてわけじゃないぞ?」

杏子「ただ、嬉しいって思ったんなら行かなきゃいけない場所があるだろ?」

まどか「杏子ちゃん・・・」

まどか「ありがとう、行ってくる」ダッ

杏子「はいよ~」

杏子(ほむら、後はあんた次第だ)


ー ほむホーム ー

ほむら「グスッ…ヒック…」

ほむら(まどかを傷つけてしまった・・・)

ほむら(まどかに嫌われてしまった・・・)

ほむら(まどかに嫌われて・・・私には何が残るのかしら・・・)

ほむら(孤独・・・かしらね、それもありだわ)

ほむら「こんなことになるんだったら・・・最初から断っておくべきだったわ・・・」


ピンポーン

ほむら(こんな時に…誰かしら)ゴシゴシ

ガチャ

ほむら「!」

まどか「あの…入っていいかな」

 

ーーーーーーーーーーーーー

ほむら「・・・何しに戻ってきたの?」

まどか「えっとね、話があるの・・・」

ほむら「・・・」

ほむら「・・・まどか」

まどか「な、なにかな」

ほむら「もう、いいのよ・・・私なんかに構わなくても・・・」

ほむら「気持ち悪いでしょう? …あなたに、ずっと、あんなことをしたいと思っていたのよ」

ほむら「軽蔑してくれていいのよ…」

ほむら「あなたを助ける、あなたを守ると言いながら、結局やっているのはあなたを傷つけることだけ…」

ほむら「きっとこれからも…私のそばにいると、あなたを傷つけてしまう」

ほむら「だから、もう…私のそばにいてはダメ……」

まどか「ほむらちゃん…」

まどか「私ね…考えたの」

まどか「なんでほむらちゃんはあんなことしたのか…相談もしてきた…」

まどか「それでね、気づいたの」

 

まどか「私は、ほむらちゃんが好きなんだって」

 

ほむら「まど…か?」

まどか「なのに、ほむらちゃんは、このままでいいの? 私への気持ちは、そんな中途半端なものなの?」

ほむら「ち、違…」

まどか「黙って、諦めて、眼を逸らして…私の隣に、ほむらちゃん以外の人がいる未来を望むの?」

まどか「それがほむらちゃんの優しさだとでも言うの?」

ほむら「だって…私といると…」

まどか「そんなの、逃げてるだけだよ、自分が傷つきたくないから」

ほむら「っ!!」

まどか「私は違う、だから、真正面から言うよ」

まどか「私は、ほむらちゃんのことが『好き』」

まどか「気付いたよ、私、自分の気持ちに」

まどか「同じ時間を過ごしていたい、そばにいて一緒に笑っていたい、私の全てを知ってもらいたい、私だけを見ていて欲しい…」

まどか「ほむらちゃんを知りたい、ほむらちゃんを幸せにしてあげたい、ほむらちゃんの幸せを私の幸せにしたい」

まどか「守られてばっかりで何もできない私じゃなくて、ほむらちゃんを幸せにしてあげられる私になりたい」

ほむら「!!」

まどか「この願いを叶えられるのは…この世界でほむらちゃんだけなんだよ」

まどか「ほむらちゃんは…どうなの?」

ほむら「ま、まどかぁ…グスッ、ヒグッ…」

ほむら「わ、私も…まどかが『好き』…大好き…」

ほむら「この世の全てを犠牲にしてでも…あなたを守りたくて…」

ほむら「でも、全てが終わって…平和な日常を取り戻しても…」

ほむら「怖くて、仕方がなかった…」

ほむら「あなたに…この気持ちが知られてしまうんじゃないかって…」

ほむら「あなたに…嫌われてしまうんじゃないかって…!」

ほむら「ずっと、気持ちを抑えてた…そうするしかないって、諦めてた…でも!」

ほむら「やっぱり、あなたは…私の全てなの…あなたを愛してるの…!!」

まどか「ほむらちゃん…」ギュッ

ほむら「まどかぁ…グスッ…うわぁぁぁん!」ギュッ


ーーーーーーーーーーーーーーー

まどか「ほむらちゃん、落ち着いた?」

ほむら「ええ…みっともないところを見せてしまったわね」

まどか「ウェヒヒ、私だけが知ってる、ほむらちゃんの一面だね!」

ほむら「も、もう、まどかったら…」

まどか「ほむらちゃん・・・」

ほむら「何?まどか」

まどか「保健体育の続き・・・やろ?」

ほむら「いいの・・・?」

まどか「ほむらちゃんじゃないと嫌だよ・・・」


ーーーーーーーーーーーーーーーー

ほむら(私の、世界で一番好きな人が、生まれたままの姿で目の前にいる)

ほむら(もちろん私も、一糸まとわぬ姿で、愛する人の前に立っている)

まどか「ほ、ほむらちゃん…は、恥ずかしい、よ…」

ほむら「隠してはだめよ、まどか…すでに『始まっている』のだから…」

まどか(っ…優しいけど、強い言葉…体が勝手に、従っちゃう…)

ほむら(至近距離ではなく、お互いの全身を観察できる程度の…それでいて、お互いの全身しか視界に入らない距離)

ほむら「ウフフ…まどか…どうしたの? モジモジして…」

まどか「……ぅぅ…見ないで…」

ほむら(普段、被服の下に慎重に隠された…誰にも見せてはならぬ、乙女の柔肌を…)

ほむら(愛しい人の前で、全てを曝け出す…羞恥による興奮が、恋愛の高揚と絡み合い…)

ほむら(否が応にも、全身の神経を心地よく昂ぶらせていく…)

ほむら「綺麗よ、まどか…私が見てきた、この世のどんなものより」

まどか「ほむら…ちゃん…」

ほむら「目をそらしてはだめ…私を見て…私の視線を感じて…」

ほむら「今、私があなたの体のどこを見ているか…感じて…」

まどか(ほむらちゃんの視線が…私の体を隅々まで見てる…)

まどか(ねっとりと…舐めるみたいに…ぎらぎらした、あの『眼』で…)

まどか(怖くはないけど…どうしたらいいのかわからないような、変な気持ち…)

まどか「はぁ、はぁ…」

ほむら(体を巡る意識は…他者の視線を敏感に察知し…)

ほむら(皮膚の…神経の…性的興奮を呼び起こす)

ほむら(性的興奮は、心拍数と呼吸数を上げ…その結果、体温は上昇、頬は紅潮し、全身にしっとりと汗を帯びる)

ほむら(汗はふだんとは違った香りをまとい…嗅覚から再び官能を刺激する…)

ほむら(高まった官能は、どこに集中するかというと…)

ほむら「まどか…」

まどか(ほむらちゃんが…ゆっくりと歩み寄ってくる。眼を見つめられたまま…)

ほむら「まどか、私ね…」

まどか(頭がぽーっとして…魅入られたみたいに、体が動かないよ…)

ほむら「本当は、あの時のキスが…」

まどか(ほむらちゃんの息がかかるくらい…顔が近い…眼を、逸らせない…)

ほむら「はじめて…だったのよ…」

まどか「ンッ! …ちゅ…」

まどか(! うそ…キス…どうしてこんな…気持ちいいの…)

ほむら(まどか…私のまどか…)

ほむら「ちゅぷ…ん…くちゅ…あ、はぁ…」

まどか(体…ビリビリ、しびれるみたい…)

ほむら(上下の唇は、皮膚と粘膜にはさまれた高度に敏感な帯域…)

ほむら(高められた官能と共に…唇を永く、かたく結合すれば…)

ほむら(強烈な神経刺戟…すなわち、どこまでも甘美な、快楽の波が生ずる)

まどか「っぷは…はぁ、はぁ…」

ほむら「口はね…言葉を紡ぎ、食べ物を味わい、そして…婚礼の契約を交わす器官…」

ほむら「こんなに複雑で多機能なのだから…ものすごく敏感で、精緻に作られているの」

ほむら「人が、どうしてキスをするか…わかる?」

まどか「えっ…ううん…」

ほむら「難しく考えなくてもいいわ。…答えは、『気持ち良い』からよ…言葉に尽くせぬほどにね」

まどか「そ、そんなぁー…んむっ! ちゅ…くちゅ…」

まどか(あぁ…ほんとに…とろけるみたいに…気持ちいい…)

まどか(あ、そっか…だから、『甘い』って表現するんだね)

ほむら「っはぁ…んちゅ…はむ…」

まどか(ほむらちゃんの舌が…絡み付いてくる…)

まどか(口でつながって…唾液が混ざっちゃってる)

まどか(さっきまで、ほむらちゃんの体の中を巡ってた、唾液が…)

まどか(いま、私の体の中に…入ってきちゃってる…)

まどか(体液を共有してる…ひとつに、なっちゃってるんだ…)

まどか「フゥ、フゥ…ちゅ…ちゅぶ…ん…れろ…」

ほむら(口内をゆっくり、這うように…隅々まで味わいつくすようにねぶる)

ほむら(最初は所在無さげだったまどかの舌が、おずおずと絡み付いてくる)

ほむら(激しく、迸る気持ちをぶつけるように…舌を絡ませてあげる)

ほむら(舌での結合は、時に性器の結合よりも激しい官能の波を、全身に呼び起こす)

ほむら(時折、ふるふると肢体を震わせる…私だけの愛しいまどか)

ほむら(いま、そのまどかを独占し…甘い、甘い快楽を共有している)

まどか「っぷは、はぁ、はぁ、ほむらちゃぁん…」

ほむら「まどか…」

まどか「あ…」

まどか(頭…なでなで…きもちいいよぉ…)

ほむら「頭、撫でられるの…好きかしら?」

まどか「うん…だいすき…」

ほむら「いっぱい甘えていいのよ…。私は、あなたに頼られるのが何より嬉しいのだから」

ほむら「さ、横になりましょう…。体の力を抜いて、楽にして…それが一番大切よ」

まどか「…」

まどか「ね、ほむらちゃん…」

ほむら「?」

まどか「女の子同士で…えっちなことして、気持ちよくなるのって、おかしいのかな」

ほむら「どうしてそう思うの?」

まどか「だって、他の動物はそんなことしない…自然じゃないから…」

ほむら「そうね…。でも、おかしくはないわ」

ほむら「人間は、確かに肉体だけ見れば動物ね。生物は、宿命的に生殖への欲求を持っている」

ほむら「動物にとっての生殖、つまり、えっちなこと…性交は、肉体的・原始的な快楽をもたらすもの」

ほむら「動物は、究極的にはそのためだけに生きていると言っても過言ではないわね」

ほむら「けどね、人間は、それだけではないの。人間には、感情があり、精神があり、文化がある」

ほむら「愛の感情が満たされたとき、好きな人と心が通じたとき…より複雑で、高次の快楽を感じることができるの」

ほむら「そのふたつを同時に感じたら、どんな幸福感になると思う?」

ほむら「だからね、私たちのしていることは…動物のそれと、似ているようでまったく違うもの」

ほむら「性別なんて、些細なこと…。おかしいことなんか何もないのよ、まどか…」

まどか「ほむらちゃん…」

まどほむ「「好き…」」チュッ

まどか「ふはぁ…ほむらひゃん…」

ほむら「まどか…私に体をぴったり合わせて、抱きしめてみて…」

まどか「こう…かな?」キュッ

ほむら「そうよ…皮膚に意識を集中して、全身で私を感じて…」

まどか(ほむらちゃんが上から覆いかぶさってくる…でも、心地いい重さ…)

まどか(ふわって、髪のいい香りと…他に、なんだろう、ドキドキするような匂い…)

ほむら「皮膚はね…それ自身がすでに性感帯なのよ…」

まどか(あぁ…耳元で…全身ぴったりくっついてて、ひとつになっちゃったみたい…)

ほむら「五感の中で、最も原始的で基本的な感覚、触覚…」

まどか(ほむらちゃんの鼓動…血の流れ…温かさ…興奮…感じる…)

ほむら「触覚で得る、複雑な意味づけを必要としない、ダイレクトな情報…」

まどか(ふぁっ!? 耳…はむはむされて…ゾクゾクするよぉ!)

ほむら「性的興奮で鋭敏になった全身の神経に、駆け巡るような快感を与えるのよ…」

まどか(あ、あ、あ…! わきの下!? くすぐったさと違う…変だよぉ…!)

ほむら「でもね、個人差が大きいの…敏感な人もいれば、鈍感な人もいる…」

まどか(ひぁぁん! 背中っ! どうしてこんなぁ…!)

ほむら「場所もあるわね…その人の、弱い場所…気持ちよくなっちゃう場所…」

まどか(あぁっ…首筋、舐められて…はぁぁっ…気持ちいい…!)

ほむら「まどか、自分の指先を舐めて、おしゃぶりしてみて…」

まどか「う、うん……ぺろ、ちゅぱっ…」

ほむら「指の股の間を舐めたり、指先を吸ったり、いろいろやってみて…」

ほむら「私はその間、あなたの足から気持ちよくしちゃうわね…」

まどか「えっ…あひ…?」

ほむら「可愛い、まどかの足…指先から…れろっ…ちゅぶ…」

まどか「ほ、ほむらひゃ…きたないよぉ! ぅあっ!」

ほむら(舌で指の間…足の裏…ふくらはぎ…ゆっくり、ゆっくり…)

まどか「あっ…あぁ、はぁ、はぁ、はぅ…」

ほむら(同時に、ふとももをゆっくり撫で擦りながら上へ…)

まどか「はぁぁっ、ほむらひゃぁん…あぁぁっ、はぁぅっ…」

ほむら(そのまま、舌でおへそ、肋骨の周り…)

まどか「ほむらちゃん、せ、切ないよぉ…! 変だよぉ!」

ほむら「そうね、そろそろ…まどかのいちばん弱くて…敏感な部分を、気持ちよくしましょうか…」

ほむら「まどかの、いちばん弱いところは、どこ…?」

まどか「はぁ、はぁ、ほむら、ちゃん…」

まどか(そんなの…わかってるくせに…)

ほむら「そんな目しないで…わかってるわ」

ほむら(両手の指で、乳輪の周りをゆっくり撫で回しながら…)

まどか「くぅん…うぅぅ…はぁぁっ…」

ほむら「気持ちいいところに…集中して…ねっ」キュッ

まどか「うぁっ! ふぁはぁぁんっ!」ビクビクッ

まどか(すごい…! 乳首から、電気が流れるみたいに…!)

ほむら「最後は、ここも一緒に…」

ほむら(乳首を舌と片手で…もう片方の手で、クリトリスを)

まどか「はぁっ! はぅぅっ! ほ、ほむらちゃ…ほむらちゃあん!」

まどか(目の前がちかちかして…体が奥のほうから…勝手に…がくがくするっ…)

ほむら「イッていいのよ…まどか」

まどか(光が…ああ、なにか…なにか、くるっ…!)

まどか「わ、わたし、わたしっ…あ、あ、ああっ! くぅぅぅぅぅんっ!!」ビクンビクン!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ほむら「どうかしら・・・?ちゃんと覚えれた?」

まどか「む・・・無理らよぉ・・・」

ほむら「イっちゃったものね」

ほむら「これで勉強は終わり、寝ましょ」

まどか「待ってほむらちゃん」

ほむら「まどか?まだ何かあるの?」

まどか「お礼・・・しなくちゃね」

ほむら「えっ…まど…ンッ! …ちゅ…」

まどか「ほむらひゃん…ちゅ…ちゅぅ…」

まどか(ほむらちゃんが私を愛してくれたみたいに…私もほむらちゃんを…)

ほむら「ああっ…! まどかぁ…」

まどか(ええっと…首から…胸元…ペロペロしていけばいいかな…)ペロペロ

ほむら「まどかっ…まどかぁっ…!」

まどか(ぺろぺろしながら下に下がって…。おっぱい揉みながら………あれ…?)サワサワ

まどか(……揉め…ない……)サスサス

まどか(…………)チラッ

ほむら「…………」ウルウル

まどか(て、転校直後に数学の解けない難問を当てられた時のような絶望的な表情ッッ…!)

まどか「ひ…貧乳はステータスだ希少価値だッ! ガッつくようだが、私の好物なんだーッ!」レロレロレロレロ!

ほむら「ひゃぁぁんッ! そ、そんな急に激しくっ!」

まどか「おっぱいが無いなら下のお口を責めればいいじゃない」ペロペロッ

ほむら「はひゃぁぁぁんっ! そ、そこはっ! ま、まろかぁぁっ!」ビクビクビクン

まどか「わひゃっ!? ほ、ほむらちゃん…? もしかして、もうイッちゃったの…?」

ほむら「ま、マドカァー…ハァ、ハァ…」

まどか「…この感度の良さ…ほむらちゃん、もしかして、」

ほむら「……」ギクッ

まどか「ふぅん……やっぱりね。ねえ、ほむらちゃん。イメトレしてたでしょ?」

ほむら「し・・・してないわ」

まどか「……」グリッ

ほむら「はっひゃぁぁぁっ! らめぇぇっ!」ビクッビクッ

まどか「なんでだろ、ほむらちゃんのこと嘘つきだなんて思いたくないのに、ほむらちゃんの言ってる事、本当だって思えない」

ほむら「はぁ、はぁ、はぁ、……し…した…」

まどか「ん?」

ほむら「…してま…した…」

まどか「よく言えました」クリクリクリ

ほむら「ああんっ! あっはぁ! はぁんっ!」ビクビク

まどか「ねぇ、ほむらちゃん、どんな内容で『イメトレ』するの?」クリクリ

ほむら「はぁぁっ……い、いじめないで……まどか…」

まどか「教えてくれないんだ……じゃ、やめちゃおっかな…」

ほむら「あぁっ…そ、そんな……」

まどか「教えてくれたら、その通りのこと…してあげるよ?」

ほむら「…っ…まどかと……あそこを……くっつけて……」

まどか「うんうん」

ほむら「…それで……キスしながら……ふたりで……いっしょに…」

まどか「ほむらちゃん」

ほむら「えっ? …ん…っちゅ…」

まどか「ちゅ…。ごめんね、イジワルして。ほむらちゃんがあんまり可愛いから、つい」

ほむら「まどかぁ……」

まどか「ほむらちゃん……ちゅっ…くちゅ…」

ほむら(あぁ…まどかのが…当たってる…! すごい…気持ちいい…)

ほむら(身長差がちょっとつらいけど…でも、そんなの気にならない)

ほむら(まどか…まどか…!)

ほむら「ま、まどかっ、私、もう…!」

まどか「ほむらちゃん、もうちょっと我慢して…私も、もうちょっとだから…!」

ほむら「はぁ、はぁ、まどか、まどかぁっ!」

ほむら(まどかの気持ちが…伝わってくる! 言葉にしなくてもわかる…!)

まどか(口から…皮膚から…匂いから…目から、耳から、全て、ほむらちゃんを感じ取れる)

ほむら(ああ、くる! くる! 光が…ああ…! もう…!)

まどか(心と体の奥、深いところで…ほむらちゃんとひとつに…!)

ほむら「まどかっ…好きっ、まどかぁぁ!!」

まどか「ほむら…ちゃんっ…私もっ…!!」

まどほむ「「あっ! あああああぁぁぁッ――――!!!!」」


ーーーーーーーーーーーーーー

まどか「はぁ・・・はぁ・・・ほむらちゃん・・・」

ほむら「ま、まどか・・・」

ほむら「私を・・・」

まどか「・・・?」

ほむら「私を好きになってくれて・・・ありがとう」

まどか「どういたしまして・・・」

まどか「私もほむらちゃんと恋人になれて嬉しいよ・・・」

ほむら「まどか・・・」

まどか「ほむらちゃん・・・」


チュッ・・・


終わり


あとがき

作者「くっはぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」ブシャァァァァァァ!!

さやか「ちょっ!?いきなり鼻血噴出しないでよ!!」

作者「まどほむいちゃいちゃ!!たまらんわぁぁぁぁぁ!!」

ほむら「だ!黙りなさい!!」

まどか「ほむらちゃぁん・・・」

作者「さぁ!ここでいちゃいちゃしてもいいんだよ!?ていうかしてください!!」

ほむら「こ・・・この淫獣・・・!」

作者「さて・・・SS中にあった問題の答えです」

Q.性的欲求を感じたことがある年齢が一番多い歳


   A.男性19歳 女性21歳

ほむら「女性って意外と二十歳を過ぎてからなのね」

作者「授業を受けたときは私も驚きましたね」

作者「大体男女18を過ぎたあたりで感じ始めるんじゃないかと思ってましたから・・・」

作者「次の問題の回答です」

Q.異性と親しくなりたいと思っている人が一番多い歳


   A.男性19歳 女性21歳

まどか「これも同じなんだね」

作者「みたいですね」

作者「私はもっと早い段階からそう思ってるんですよ?」

作者「なのに・・・フフフフフフフフフフフ!!!」

さやか「・・・」

まどか「ほむらちゃん、そろそろ終わりだって」

ほむら「今回も早いのね」

さやか「実際の理由はネタがないみたいだけどね」

まどか「さやかちゃん!!」

ほむら「あなたはどこまで(ry」

作者「いかがでしたか?まどほむ百合ん百合んSSは」

作者「私はどうしても百合しか好きじゃないのでBLはかけないのが残念なところ・・・」

作者「まああくまで趣味の範囲で書いてるので気にしないんですけどwww」

作者「もう春ですね、早いものです。」

作者「私は無事に進級できたのですが・・・皆さんはどうでしたか?」

作者「受験に落ちた、試験で合格できなかった、合格したんでだらけてます。色々あるでしょう」

作者「桜も満開の季節、お花見というリア充どもの季節でもありますが・・・」

作者「そんな中でも桜というものはいいものです。日本の花、って感じが私はします」

作者「機会があれば桜を見に行くのもいいかもしれません」

作者「長々と話しましたがそろそろお別れの時間です」

作者「長編のほうもちょくちょく進めておりますので・・・そちらのほうも期待していてください」

作者「それでは・・・」

ほむら「またの機会に」

まどか「お待ちしております」

ほむら「あなたを守りたい」

とある時間軸でQBから聞いたことがある 人を操る魔女がいると・・・

私は、どの時間軸でもであったことはなかった・・・

あまり気にせずにどの時間軸でもまどかのことをだけ考えていた

ワルプルギスも倒すこともできて2ヶ月、私はまどか達との楽しい日常を過ごしていた


まどか「さやかちゃ~ん!」

さやか「まどか~おはよ~!」

まどか「おはよ、さやかちゃん♪」

さやか「今日もまどかは可愛いねぇ、さすが私の嫁だ」

まどか「もぉ~さやかちゃん!さやかちゃんには上条君がいるでしょ~」

ほむら「そうよ、第一まどかは私の嫁だし」

まどか「ほむらちゃん・・・///」

さやか「・・・まあいいか、早くしないと遅刻するよ~」

ほむら「そうね。まどか、行きましょ」

まどか「うん♪」


ー 昼休み ー

杏子「さやか~!飯くれ~~!!」

さやか「あんた!!さっきマミさんの弁当食べてたでしょ!?」

杏子「あれだけ出足りるか!!いいからよこせ!!」

ギャーギャー!!

ほむら「はぁ・・・これでも食べてなさい」つ(ロッキー)

杏子「おっ!ロッキーじゃん!サンキュー♪」

マミ「佐倉さん、あれだけ食べてよく太らないわね」

まどか「マミさんはあんまり食べてないのになんで胸がおおきいのかな?」ヒソヒソ

ほむら「きっと魔法でおおきくしてるのよ」ヒソヒソ

マミ「きっ!聞こえてるわよ!!これは元々よ!」

まどか「元々だってほむらちゃん・・・」

ほむら「なら尚更妬ましいわね・・・!」ギリッ

マミ「・・・」

マミ「あっ・・・そうだ。暁美さん、放課後時間空いてるかしら?話があるの」

ほむら「わかったわ」

マミ「じゃあ放課後、家で待ってるわ」


ー マミホーム ー

ほむら「・・・で、話って何なの?」

杏子「気になる気になる」ムシャムシャ

さやか「あたしも~」ムシャムシャ

ほむら「食べながらしゃべるのやめなさい」

マミ「最近不審な事件が起きてるの」

ほむら「不審?魔女のせいじゃないの?」

マミ「そう思って私も調べたのだけれど・・・変なのよ」

ほむら「変?」

マミ「結界に取り込まれた人は普通結界内で殺されるはずなのになぜか結界外で遺体が発見されてるの」

ほむら「確かに変ね・・・」

マミ「だから魔女を見つけたときは最低二人で倒したほうがいいと思うの」

ほむら「そういうことね、わかったわ」

ほむら「そろそろ帰らないと・・・まどか送って行くわ」

まどか「いっ!いいよ別に!」

ほむら「まどか・・・あなたのことが心配なの・・・もしまどかに何かあったらって思うと・・・」

まどか「ほむらちゃん・・・////」

マミ「なにかしら・・・孤独を感じる・・・」


ーーーーーーーーーー

まどか「・・・なんで結界外なのかな?」

ほむら「わからないわ・・・こんなこと初めてだもの・・・」

ほむら「まどか・・・十分に注意してね」

まどか「うん、じゃあねほむらちゃん」

ほむら「えぇ、また明日」

ほむら「さて、帰ってねまーーー」

ほむら「・・・・どうして人が疲れて寝たいって時に限ってでてくるのかしら」

ほむら「さっさと倒してしまいましょ」

 

ー 結界内 ー

ほむら「・・・なによこの結界」

ほむら「使い魔が襲ってこない・・・?」

ほむら「しかも一本道だし・・・これじゃあ倒してくださいって言ってるようなものじゃない」

ほむら「・・・あれはなにかしら?」

ほむら「これは・・・魔法少女の絵?」

ほむら「どうしてこんなところに魔法少女の絵が・・・」

ほむら「・・・」


ー ほむら回想 ー

ほむら「人を操る魔女?」

QB「あぁ、僕もあまり知らないんだけどね。注意しておいたほうがいいよ」

ほむら「なんでそんなことを私に・・・?」

QB「その魔女は一度奪った個体はその個体の限界まで放さないからね」

QB「今までの歴史の中一度もね」

ほむら「ご忠告ありがとう、さっさと消えなさい」

QB「やれやれ・・・」


ー 結界内 ー

ほむら「まさか・・・」

ほむら「いや・・・そんなことないわね」

ほむら「魔力の波動は弱いし・・・一人で行けるわよね・・・」

ほむら「いた・・・あれが魔女ね」

ほむら「見たこと無い魔女だけれど、一気にきめさせてもらうわ」

ほむら(時間停止)カチリッ!

ほむら「C4爆弾、それにモーゼルを数発・・・これくらいでいいかしら」

ほむら(停止解除)

魔女「---!」


ドドドドドドドドドド!!


ほむら「あっけなかったわね」

ほむら「グリーフシードも落としたし・・・早く帰って寝ましょ」

ほむら「・・・」

ほむら「おかしいわね・・・結界が消えない・・・?」

ほむら「まさか・・まだ魔女がいるの?」

ほむら「見当たらない・・・気のせいなのかしら・・・?」

パァァァァァァァァ!

ほむら「なっ!?」シュルルルルル

ほむら「これは!?拘束魔法!?」

ほむら「くっ!まだ魔女がいたなんて・・・!」

魔女「・・・・」シュッ!

ほむら「ぐっ!!」

魔女「・・・」ヒュン!

ほむら「うっ!」

魔女「・・・」パァァァァァァァァァ

ほむら「うぅ・・・・!」

ほむら(拘束魔法が・・・!)

魔女「・・・」ユラー

ほむら「うぅ・・・!近寄らないで・・・!」

魔女「・・・」スッ

ほむら「くっ!」モゾモゾ


ドスッ!


ほむら「かはっ・・・」

ほむら「・・・」


ー 次の日 学校 ー

まどか「ほむらちゃん・・・遅いね」

仁美「風邪でもひかれたのかしら?」

さやか「あのほむらが?ちゃんと風邪対策はしてたんだけどな~」

早乙女先生「は~い!皆席について~」

早乙女先生「暁美さんは体調不良で今日はお休みです」

まどか「ほむらちゃん・・・大丈夫かな?」

さやか「大丈夫だよ、放課後、お見舞いに行ったら喜ぶはずだよ」

まどか「うん・・・」


ー ほむホーム ー

ピンポーン

まどか「・・・留守かな?」

さやか「風邪なのに?」

まどか「きっと寝てるんだよ・・・明日また来ようか」

さやか「メールくらいしとくか」

まどか「・・・・」

まどか(なんだろう・・・この胸騒ぎ)

ー 夜 繁華街 ー

マミ「最近魔女の数が減ってきてるわね。」

マミ「それだけ魔法少女が魔女になってないって事だし・・・」

マミ「平和になったわね、見滝原も」

マミ「あら・・・この反応・・・」

マミ「魔法少女のような魔女のような反応・・・?」

マミ「変ね・・・こんな反応はじめてだわ」

マミ「一応佐倉さんと一緒に・・・」

マミ『佐倉さん、聞こえる?』

杏子『あぁ、聞こえてるよ。例の魔女か?』

マミ『わからない・・・魔法少女のような魔女のような反応なの』

杏子『?よくわからねぇが今からそっちにいくな』

マミ『えぇ、待ってるわ』


ーーーーーーー

杏子「待たせたなマミ」

マミ「待ってなんかないわよ、じゃあ行くわよ」

杏子「あぁ」


ー 結界内 ー

マミ「・・・なにこの結界・・・?」

杏子「使い魔が攻撃してこない・・?」

マミ「それに一本道だし・・・これじゃあ倒してくださいって言ってるようなものだわ」

杏子「でも油断しないほうがいいんだろ?」

マミ「もちろんよ」

杏子「・・・おい、この反応・・・」

マミ「この反応・・・暁美さん?」

杏子「先に来てたんだな、早く合流しようぜ」

マミ「そうね」


ー 最深部 ー

杏子「ここが最深部・・・」

マミ「なにもないわね・・・」

杏子「魔女がいねぇな」

マミ「・・・まさか幻惑の魔法じゃ」

杏子「いや、それはねぇ。幻惑だったらあたしが気づく」

マミ「じゃあ・・・これは・・・?」

杏子「ん・・・?まだトビラあるじゃん」

マミ「え・・・?さっきはなかったはずじゃ・・・」

マミ(・・・気のせいだったのかしら?)

杏子「まあいいじゃねぇか、それよりも早くいかないとほむらが」

マミ「そうね」

杏子「おっ!ほむらじゃん!ほむらぁ~!」

ほむら「あら、佐倉杏子巴マミじゃない」

杏子「お前大丈夫なのか・・・・って佐倉?」

マミ「巴・・・?」

ほむら「魔女は倒したわ、帰りましょ」

杏子「それもそうだな」

マミ「・・・結界が消えない?」

ほむら「この魔女、昨日逃がしてしまったのだけれど結界が消えないみたいの」

杏子「そんな魔女もいるんだな~」

マミ(そんな魔女聞いたこと無いわ・・・)

マミ(ソウルジェムは・・・まだ反応している!?)

ほむら「どうしたの?巴マミ

マミ「なんでもないわ、帰りましょ」


ーーーーーーーー

ほむら「それじゃあ私は帰るわね」

マミ「待って」

ほむら「なにかしら?」ファサァ

マミ(暁美さん・・・ちょっと調べさせてもらうわ)

マミ「かすかな反応なのだけれど・・・3つくらい反応があるの」

杏子「そうなのか?じゃあ3人で手分けして倒すか」

マミ「えぇ」

ほむら「じゃあ私は歩道橋のほうに行くわね」

マミ「十分に注意してね」

ほむら「心配には及ばないわ」タタッ

杏子「じゃああたしも行くわ」タタッ

マミ「ふぅ・・・」

マミ「じゃあ私も行くかしらね」

マミ「この反応の根源が狙っている人のところへ」


ーーーーーーーー

杏子「さて・・・魔女はどこだ?」

「・・・」スッ

「・・・」コツコツ

「・・・」ブンッ!

杏子「ん?」

マミ「佐倉さん!!しゃがんで!!」

マミ「ティロ・フィナーレ!!」

杏子「え!?危ねぇ!!」

「・・・!」

ドォォォォォォォォン!

杏子「危ねぇじゃねぇかマミ!!もう少し遅かったら直撃してたぞ!!」

マミ「ごめんなさい」

マミ「それと、気をつけて佐倉さん」

杏子「?」

マミ「いったいどういうつもりかしら?」

「・・・」

マミ「暁美さん?」

ほむら「・・・」

杏子「ほむら?」

マミ「どうして佐倉さんに攻撃しようとしたのかしら?」

ほむら「なにを言ってるの巴マミ、私は」

マミ「この状況でごまかせると思ってるの?」

マミ「私のこと昨日までマミと呼んでいたはずよ?それに佐倉さんのことだって」

ほむら「たまたまよ」

マミ「それにね、あなたから魔女の反応が出てるの」

マミ「でも、魔女の口付けはない・・・おかしいのよ」

ほむら「・・・」

マミ「あなた・・・暁美さんじゃないわよね?」

杏子「おい、なにを言ってーー」

ほむら「・・・・フフフッ、クククク」

ほむら「あなたってやっぱり鋭いわね。えぇ、図星よ」

マミ「あなた・・・何者?暁美さんをどこにやったの?」

ほむら「私は操りの魔女、この暁美ほむらとかいう子は私の結界内にとじこめているわ」

マミ「暁美さんをかえして」

ほむら(魔女)「返せといわれて返すと思うの?」

マミ「なら・・・力づくで!」

ほむら(魔女)「あなたわかってるの?私を倒す為に攻撃してこの体が耐えられるかしら?」

マミ「・・・っ!」

ほむら(魔女)「この子病気みたいだったし・・・体、もたないわよ?」

杏子「マミ・・・」

マミ「佐倉さん・・・手伝ってくれないかしら?」

杏子「あぁ、言われなくてもそのつもりさ」

杏子「ほむらを返してもらおうか」

ほむら(魔女)「これだけ言ってもかかってこようとするなんてあなた達頭可笑しいの?」

マミ「後輩、いいえ。友達のためになら当たり前でしょ」

ほむら(魔女)「まあいいわ、二人まとめて相手してあげる」

杏子「ほむらを返せ!!」ブォン!


ガキンッ!


杏子「なっ!?止められた!?」

ほむら(魔女)「・・・あなた真面目に戦ってるの?」シュッ!

杏子「え?」

杏子「ぐぁぁぁぁぁ!!」

マミ「佐倉さん!!」

ほむら(魔女)「あとはあなただけよ」

マミ「くっ!」カタカタ

ほむら(魔女)「それで照準が合うと思うの?」

マミ「!」バァン!

ヒュン!!

ほむら(魔女)「・・・相手にもならないわね」ヒュン!

マミ「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

マミ「うっ・・・・!」

ほむら(魔女)「これで終わりよ」

マミ「・・・・」

杏子「ロッソ・ファンタズマ!!」

ほむら(魔女)「!?」

杏子「一斉攻撃!!」

ほむら(魔女)「くっ!!」ガキンッ!

杏子「マミ!逃げるぞ!!」

杏子「おい!起きろ!マミ!くそっ!」ダッ

杏子「待ってろ!!いま助けてやるからな!!」

ほむら(魔女)「・・・逃げたか」

ほむら(魔女)「まあいいわ、次あったときは・・・」


ー さやホーム ー

ドンドンッ!!

さやか「ぅぅん・・・こんな時間にだれぇ・・・?」

ガラッ!

杏子「さやか!!マミを助けてくれ!!」

さやか「どうしたの!?」

杏子「お願いだ!!早くマミを・・・」ドサッ!

さやか(なに!?なにがあったの!?)

さやか(なんで二人ともこんな傷だらけに・・・?)

さやか(早く治癒しないと!!)


ー 朝 通学路 ー

まどか「さやかちゃん、遅いね・・・」

仁美「さやかさんまで・・・大丈夫かしら?」


ピピピッ!


まどか(メール?)

まどか「・・・」

まどか「仁美ちゃん、ごめん・・・気分が悪いから今日は学校お休みするね」

仁美「まあ、まどかさんまで・・・大丈夫ですの?」

まどか「うん・・・安静にしてれば治ると思うから・・・」

まどか(なんでだろう・・・いやな予感がする・・・)

まどか「行かないと・・・さやかちゃんのところへ」ダッ!

さやか『ごめん、あたし急用ができたから学校休むわ』


ー さやホーム前 ー


ピンポーン


さやか「は~い!ってまどか!?」

まどか「さやかちゃん・・・」

さやか「まどか、何でここにいるの?早く学校行かないと遅刻するよ?」

まどか「さやかちゃん・・・何かあったの・・・?」

さやか「い・・・いや?別に何もないよ?」

まどか「嘘・・・つかないで・・・」

さやか「・・・」


ウィィン


まどか「!」

さやか「・・・入って」

まどか「うん・・・」


ーーーーーーーー

まどか「さやかちゃん、なにかあったの・・・?」

さやか「・・・あったよ」

まどか「・・・教えてくれる?」

さやか「・・・まどか、今の状態じゃ目も当てられないよ?」

まどか「・・・うん」

さやか「・・・それでも教えて欲しいの?」

まどか「うん・・・」

さやか「・・・」

さやか「・・・わかった」

さやか「その代わり、このことは誰にも話さないって約束して」

まどか「わかった」

さやか「・・・開けるよ」

まどか「・・・・!」

そこには目にも当てられない光景がありました・・・

マミさんと杏子ちゃんが傷だらけで横たわっていました

まどか「な、何があったの・・・」

さやか「あたしにもわからない・・・魔女に襲われたのかも・・・」

まどか「マミさんたちが・・・?杏子ちゃんもいるのに?」

さやか「それはそうだけど・・・そうとしか考えられないし・・・」

さやか「いきなりだったからビックリしたよ。治癒が遅れてたら危なかったと思う。」

さやか「幸い親は仕事で出張だし・・・しばらくは大丈夫だけど・・・あたし一人じゃなかなか・・・」

まどか「・・・ほむらちゃんに相談してくる」

さやか「え?ほむらに?風邪なんだよ?」

まどか「そうだけど・・・ほむらちゃんならどうにかできるかもしれないから・・・」

まどか「さやかちゃんはこのまま治癒を続けて、私はほむらちゃんのところに行って来る」

さやか「まどか・・・」

さやか「・・・わかった。ほむらにあまり無理させないようにね」

まどか「うん、行って来る!」ダッ

さやか「まどか、頼んだよ・・・」

さやか「さてと・・・治癒を再開しないと」


ー ほむホーム前 ー

まどか「確かここら辺だったような・・・」

まどか「あった!」


ピンポーン


まどか「ほむらちゃん!いる!?」

ほむら「どうかしたのまどか?そんなに血相を変えて」

まどか「大変なの!!マミさんたちが!!」

ほむら「・・・詳しいことは中で聞くわ。入って」

まどか「うん・・・」

ほむら「・・・フッ」


ガチャリ


ー さやホーム ー

さやか「マミさん・・・杏子・・・」パァァァァ

マミ「うぅ・・・」

さやか「マミさん!?」

マミ「ここは・・・?」

さやか「あたしの家です。大丈夫ですか!?」

マミ「大丈夫・・・とは言えないわね。ありがとう美樹さん」

さやか「今まどかがほむらのところに行ってるんですけど・・・」

マミ「ほむら・・・」

マミ「!!」バッ!

マミ「うぐっ!」

さやか「マミさん!?まだ動いちゃ!」

マミ「急いで美樹さん!!」

 

マミ「鹿目さんが危ない!!」

 

ー ほむホーム ー

ほむら「で、どうしたの?」

まどか「あのね!マミさんと杏子ちゃんがすごい傷だらけで帰ってきたの!!」

まどか「だから!ほむらちゃんにも助けてほしいの!!」

ほむら「そう・・・ねぇまどか」

まどか「何?ほむらちゃん」

ほむら「私もひとつ、お願いをしてもいいかしら?」

まどか「え・・・?」

まどか「何言ってるのほむらちゃん!!遊んでる場合じゃ!!」

ほむら「まどか、私が遊びでこんなこと言うと思うの?」

まどか「それは・・・」

ほむら「いつだって私は本気よ」

まどか「・・・わかった。ほむらちゃん、何をしたらいいの?」

ほむら「それはね・・・」

 

ほむら「あなたを殺させてほしいの」

 

まどか「え・・・?」

ほむら「あら?聞こえなかったかしら?もう一度言うわよ」

ほむら「まどか、あなたを殺させてほしい」

まどか「何を・・・言ってるの・・・?」

ほむら「何って、もう三度目よ?いい加減理解したらどうなの?」

まどか「あなた・・・誰なの?」

まどか「ほむらちゃんはそんなこと言ったりしない!!」

まどか「あなた誰!?」

ほむら「・・・まさかまどかにまでばれるとは思っても見なかったわ」

ほむら「そうよ、あなたの言うとおり私は暁美ほむらではない」

ほむら(魔女)「魔女よ」

まどか「そんな・・・ほむらちゃんを返してよ!!」

ほむら(魔女)「嫌、私はこの体で世に絶望を撒き散らすの」

ほむら(魔女)「この体なら人に近づいても怪しまれない」

ほむら(魔女)「もっとも・・・巴マミみたいな奴もいるから・・・時々ばれるけど」

ほむら(魔女)「どちらにしろ返す気はないわ。おとなしくここで死んでもらうわ」

まどか「い・・・いやっ・・・いやぁ!」ダッ!

ほむら(魔女)「どこに逃げても無駄よ」

まどか「こっ!こないで!!」

ほむら(魔女)「包丁なんて危ないわまどか、早くおろし」

まどか「私の名前を呼ばないで!!」

ほむら(魔女)「・・・そう」

まどか「あぁぁぁぁ!!」

ほむら(魔女)「包丁で勝てるわけないじゃない」ヒュッ

まどか「あっ!」


ズサーーーー!!


ほむら(魔女)「そろそろおとなしくしてくれないかしら?」スッ

まどか「嫌!!離して!!」ジタバタ

ほむら(魔女)「これで最期よ」チャキッ

まどか「誰か!!誰か助けて!!」

ほむら(魔女)「いまさら叫んだところで誰もこないわ」

ほむら(魔女)「さようなら、まどか」

まどか「・・・っ!」

 

「スパークエッジ!!」

 

ほむら(魔女)「なっ!?」

ほむら(魔女)「くっ!」

杏子「どこに行くつもりなんだ?」

ほむら(魔女)「佐倉杏子・・・!」

杏子「おとなしくあたしにやられなって!」ブォン!

ほむら(魔女)(時間停止)カチリッ

 

ほむら(魔女)(停止解除)

ほむら(魔女)「動かないで」ジャキッ

杏子「・・・」

ほむら(魔女)「そのまま武器をしまいなさい」

杏子「・・・」

ほむら(魔女)「早く!」

杏子「ちっ・・・これでいいんだろ?」

杏子「・・・なぁ、マミ?」

マミ「えぇ、佐倉さん。上出来よ」

ほむら(魔女)「っ!?時間t」

マミ「遅いわ!レガーレ・ヴァスタアリア!!」

ほむら(魔女)「くっ!」

マミ「おとなしく暁美さんを返して」

マミ「3対1ではさすがのあなたも対応しきれないんじゃなくって?」

ほむら(魔女)「ふっ・・・馬鹿にされたものね。対応しきれない?」

ほむら(魔女)「私は、この世界を絶望で埋め尽くすって決めたの」

ほむら(魔女)「その執念の力、いま思い知らせてあげるわ」

マミ「そんな状態でよく言えたものね」

杏子「さやか、決めるぞ!」

さやか「おうよ!」

ほむら(魔女)「・・・」


フッ・・・・


マミ「え・・・?」

さやか「え!?魔女は!?」

杏子「・・・!」

杏子「さやか、マミ!!ふせろ!!」

さやか「マミさん!!」

マミ「美樹さ!」


ドォォォォォォォォォン!!!


ほむら(魔女)「ちっ・・・外したか」

杏子「あっぶねぇ!」

杏子「あたしはこれ以上ごめんだ!!引かせてもらうよ!!」

さやか「ちょ!!杏子!?」

マミ「・・・」

さやか「マミさん!!杏子が!!」

マミ「仕方がないわ、二人で戦いましょ」

さやか「マミさん!でも!!」

マミ「この状況の中、一人でも生き残らないと危険だわ。」

マミ「普通の魔女ならいいのだけれど、今回はそんなわけじゃない」

マミ「暁美さんの体を傷つけて戦うしかない、そんななか3人も一気にやられたら・・・誰が鹿目さんを守るの?」

さやか「・・・わかりました。」

ほむら(魔女)「話は終わったかしら?」

ほむら(魔女)「まずはあなたたちを殺して、その後まどかを殺すのも悪くはないわ」

ほむら(魔女)「目の前で仲間が殺されていく姿を見て泣き崩れてるところを考えるとゾクゾクするわ・・・」

さやか「っ!あんた!!」ヒュン

さやか「いい加減にしろ!!まどかはあたしが守る!!」

ほむら(魔女)「守る?それにしては下ががら空きよ?」シュッ

さやか「っ!?」グラッ

ほむら(魔女)「そこ」ブン!

さやか「ぅあああああ!!」

マミ「美樹さーーー」

マミ「うぐっ!」

ほむら(魔女)「よそ見するなんて余裕ね、巴マミ

マミ「ごめんなさい、もう油断はしないわ」バァン!

ほむら(魔女)「・・・」ガィン

マミ「な!?」

ほむら(魔女)「この程度じゃ私には当たらないわ」

マミ「それなら!!」

マミ「ティロ・フィナーレ!!」ドォォォン!!

ほむら(魔女)「ふっ・・・」

ほむら(魔女)「真面目にしてる?」

マミ「これでも駄目なの・・・?」ハァ・・・ハァ・・・

ほむら(魔女)「もう終わりかしら?なら、これで終わりよ」ヒュン!

マミ「キャァァァァァァァ!」

まどか「マミさぁぁぁん!!」

マミ「ぅ・・・鹿目さん・・・!」

まどか「しっかりしてください!!マミさん!!」

マミ「逃げて・・・!早く・・・!」

まどか「でもっ!!」

マミ「私は大丈夫だから・・・!」

まどか「私はっーーーー」バァン!!

まどか「かはっ・・・」ドサッ

マミ「鹿目さん!?」

ほむら(魔女)「全く・・・邪魔なのよ」

マミ「よくも・・・鹿目さんを・・・!」

さやか「ま・・・・って!」

マミ「美樹さん!?」

さやか「マミさんは・・・!まどかと逃げて・・・!」ハァ・・・ハァ・・・

マミ「大丈夫よ!私はまだ戦えるわ」

さやか「まどかはっ!!」

さやか「まどかはどうなるんですか!?」

さやか「まどかは・・・!魔法少女じゃない!!早く助けないと・・・!」

さやか「それに・・・もう、あたしがどうなるかわからないし・・」

マミ「美樹さん・・・まさか・・・」

さやか「あはは・・・こうでもしないとあたし弱いから」

さやか「行ってください。そして、かならずまどかを助けてください」

マミ「美樹さん・・・」

さやか「はぁー・・・」

さやか「・・・狂想曲!」

マミ「・・・ごめんなさい」ダッ!

さやか「アハハハ!」

ほむら(魔女)「待っているほうも疲れるのよね、死にぞこないの相手は後でもいい」

ほむら(魔女)「今は、あなたを殺したほうが面白そう・・・」

さやか「・・・!!」ダッ!

ほむら(魔女)「っ!?早ーーー!」

ほむら(魔女)「ぐっ!」ガインッ!

ほむら(魔女)(動きと威力が上がった・・・?)

さやか「・・・!!」ヒュン!ブォン!

ほむら(魔女)「っ!」ガキンッ!

ほむら(魔女)(この動き・・・特攻・・・?)

ほむら(魔女)「・・・!」ヒュン!

さやか「っ!!」ヒュン!

ほむら(魔女)(やはり・・・防御を捨ててる・・・)

ほむら(魔女)(なら・・・時間停止!)カチリッ

ほむら(魔女)「・・・美樹さやか、あなたも運が悪かったわね」

ほむら(魔女)(停止解除)


ドォォォォォォォン!!


さやか「うぁぁぁ!!」

さやか「うぅ・・・!」

ほむら(魔女)「・・・」ガッ!

さやか「あぁぁぁ・・!」

ほむら(魔女)「そうよ、もっと呻きなさい」グググ!

さやか「うっ・・・」

ほむら(魔女)「・・・ゾクゾクするわ・・・!私の目の前で声を殺してる姿・・・!たまらないわ!!」

ほむら(魔女)「でも・・・私も暇じゃないの。ここで終わらせてあげる」チャキッ!

さやか「・・・」

ほむら(魔女)「さようなら」バァン!

さやか「うっ!」パリーン!

ほむら(魔女)「・・・邪魔者一名排除完了・・・と」

ほむら(魔女)「あとは、佐倉杏子巴マミ・・・」

ほむら(魔女)「まどかもかしらね・・・おそらく治癒してるだろうし」

ほむら(魔女)「まあいいわ、私の邪魔をするものは誰であろうと殺すまでのこと」

ほむら(魔女)「とりあえず、まずは工場付近を捜してみようかしら」タッ

「・・・」

「・・・行ったようだな」

「まったく・・・怖いったらありゃしないね」

「あたしのほうが怖かったわ!!あの状況で騙せるかどうかヒヤヒヤもんだぞ!!」

「ごめんごめん、でもちゃんと騙せたみたいだね」

「あぁ・・・さ、マミのところに行くぞ」

「そういえばさ杏子」

杏子「なんださやか」

さやか「ごめん、あの時逃げだしたと思って」

杏子「気にするな、あの状況でそう考えないほうがおかしい」

杏子「あたしは遠くからあんたらを見てたが・・・ほむらのやつ・・・ちょっと異常じゃないか?」

さやか「ほむらがどれくらい強いかは分かりきってないけど・・・ほむらってあんなに動いて大丈夫なの・・・?」

杏子「あの魔女が言ってたことが正しいなら危ねぇだろうな」

さやか「・・・早く助けてやらないとね、杏子」

杏子「あぁ」


ー マミホーム ー

マミ「鹿目さん・・・!」パァァ

マミ「あの魔女・・・次あったときは絶対に・・・」

マミ(でも・・・いまの状況じゃ勝ち目はない)

マミ(かといって魔法を鍛えてる暇はない)

マミ(暁美さんの体が壊れてしまう前に何とかしなくてはいけない・・・)

マミ(・・・可能性がある限り私達はやるしかないわね)

杏子「マミ!まどかの状態は!?」

マミ「今のところ一命は取り留めてるわ」

さやか「あ・・・まどか・・・よかった・・・」ガクッ!

杏子「さやか!!」

さやか「・・・」

マミ「疲れているのよ・・・あんな戦いの後だもの、寝かせてあげましょ」

杏子「ったく、びっくりさせやがって」

マミ「佐倉さん、今後のことについてなのだけれど・・・」

杏子「あぁ、さやかを置いてきたら聞くよ」


ーーーーーー

マミ「今後のことについて・・・なのだけれど」

杏子「状況の整理からだな」

マミ「えぇ、まず私達の力では暁美さん・・・もとい魔女に勝てない。」

マミ「かといって魔法を鍛えてる暇なんてあるわけがない・・・」

杏子「ほむらの体がもたない可能性があるからなぁ・・・」

マミ「この状況の中、私達はなんとしてでも暁美さんを助けなくてはいけない」

杏子「あぁ、それとマミ、案外ほむらの癖も魔女に出てきてるみたいだぞ」

マミ「もしかして・・・不意打ちに弱いこと?」

杏子「その通りだマミ、ほむらは不意打ちにめっぽう弱い」

マミ「能力が能力だものね、けれど・・・不意打ちばかりじゃ勝てないんじゃ・・・」

杏子「そんなこと承知の上さ、だから不意打ちの後にでかいのを一発お見舞いしてやればいいのさ」

マミ「・・・できるの?」

杏子「あたしに任せとけさやかの協力も必要だが、マミがいないとこの作戦はなりたたない」

マミ「わかったわ」

杏子「マミも少し休め、ずっとまどかの治癒してたらさすがにきついだろ?」

マミ「でも・・・」

杏子「かわりにあたしがやっとくから・・・な?」

マミ「佐倉さん・・・わかったわ、ごめんね・・・」

杏子「気にすんな、さっきの戦闘のときあたしはいなかったし」

マミ「気にしてないわ・・・美樹さんのこと助けてくれたわけだし」

マミ(・・・最初からなんとなく予想はできていたけどね)

杏子「はは・・・さっさと体休めてな」

 

ー 工場地 ー

ほむら(魔女)「ふっ・・・」

ほむら(魔女)「順調ね、これだけ集めれれば多少の防壁になるはず・・・」

ほむら(魔女)「もうすぐ・・・もうすぐで・・・」

ほむら(魔女)「ぅぐっ!」

ほむら(魔女)「うっ・・・!」ハァ・・・ハァ・・・

ほむら(魔女)「っ!黙りなさい!」

ほむら(魔女)「ハァ・・・ハァ・・・」


ー 結界内 ー

ほむら「・・・」

ほむら「・・・ぅ」

ほむら「ここは・・・?」

ほむら「・・・見たことない場所ね」

ほむら「なんで私はここにいるのかしら・・・」

ほむら(思い出すのよ暁美ほむら・・・!確か私は・・・」

ほむら「魔女の結界に入って・・・それから・・・それから・・・?」

ほむら「それから・・・思い出せない・・・」

ほむら「なにがあったの・・・?とりあえずマミ達にテレパシーで・・・」

QB(きゅっぷい、圏外だよ)

ほむら「・・・なにかしらこの圏外を知らせる声・・・無性にイライラするわ」

ほむら「仕方ないわね・・・とりあえず出口を・・・」

『・・・』

ほむら「それにしても広い場所ね・・・」

ほむら(見覚えのある場所・・・どこかの時間軸で来たことがあるのかしら?)

ほむら「きれいな花畑・・・でも、こんな場所来た覚えないわね・・・」

ほむら「・・・気のせいね、早く出口を探さないと」


ーーーーーーーーーー

ほむら「ひ・・・広すぎる・・・」ハァ・・・ハァ・・・

ほむら「どこまで続いてるのよこの結界・・・!」

『・・・えい!』

ほむら「・・・!あれは・・・」

ほむら「入り口・・・?こんなのあったかしら?」

ほむら「まあいいわ、ここを進めば出口のはず・・・」


ーーーーーーーーーー

ほむら「よ・・・ようやくついたわ・・・」ハァ・・・・ハァ・・・

ほむら「ようやく出れるのね・・・ながかっーーー」ガチャッ!

ほむら「・・・え?」サー

ほむら「ちょ・・・落ち着くのよ・・・もう一度・・・」ガチャッ!

ほむら「・・・開かない?」

ほむら「嘘よね・・・?これだけ歩いてきたのに開かないなんて・・・」

ほむら「こうなったら何が何でも開いてみせるわ・・・!!」ガチャン!

ほむら「対戦車兵器!」ドォォォォォォォン!

ほむら(魔女)「ぅぐっ!」

ほむら「頑丈な扉ね・・・!」

ほむら「爆弾を一気にお見舞いしてやるわ!!」ドォォォォォォォン!

ほむら(魔女)「うっ・・・!」ハァ・・・ハァ・・・

ほむら(魔女)「っ!静まりなさい!」

ほむら(魔女)「ハァ・・・ハァ・・・」

ほむら(魔女)「っ!こうなったら直接黙らせてやる・・・!」


ーーーーーーーーーー

ほむら「こ・・・これだけ・・・しても・・・開かないなんて・・・」

ほむら(魔女)「当たり前じゃない」

ほむら「っ!?」バッ

ほむら「え・・・私・・・」

ほむら(魔女)「ごきげんよう暁美ほむらさん」

ほむら「あなたがこの結界の魔女かしら・・・?」

ほむら(魔女)「その通りよ、私がこの結界の魔女」

ほむら(魔女)「そして、現実の世界では暁美ほむらとして生きているわ」

ほむら「・・・なにを言ってるのかしら?」

ほむら(魔女)「あら?わからない?」

ほむら(魔女)「簡単に説明すると、あなたの体は今私がのっとってるの」

ほむら「・・・あなた、もしかして・・・」

ほむら(魔女)「あなたの記憶にあるもので間違いないわ、そう・・・私は操りの魔女」

ほむら(魔女)「あの淫獣から聞いていたみたいだけど・・・出会った事はなかったようね」

ほむら「えぇ、正直驚いたわ。本当に実在していたなんて・・・」

ほむら「まあいいわ、私の体・・・返してもらうわ」ジャキッ!

ほむら(魔女)「ふっ・・・勝てるわけないじゃない」ヒュン!

ほむら「っ!!早い!?」

ほむら「ぐっ!」ガキンッ!

ほむら(魔女)「・・・!」ググッ!

ほむら「っ!!」ドォォォォン!

ほむら「ぅぐ・・・」

ほむら(魔女)「無様な姿ね、この程度の攻撃も受け止めきれないなんて」

ほむら(魔女)「私のほうがこの体を有効活用できるわ」

ほむら「・・・!人をものみたいな言い方しないで!!」ジャキッ!

ほむら(魔女)「・・・ものじゃない」ヒュン!

ほむら「あっ・・・!」ガッ!

ほむら(魔女)「人はものでしょ?ものじゃないなら何なのよ?」

ほむら(魔女)「人は私のもの!すべて私のもの!なのに・・・!」

ほむら(魔女)「私はこの世界を絶望で埋め尽くす!!そのために私を邪魔するものは倒す!!」パァァ

ほむら「うぅ・・・!」

ほむら「ぅ・・・・」

『・・・ほむらちゃ!』

ほむら(魔女)「・・・!」バァン!

『あわわ!』

ほむら(魔女)「・・・気のせいかしら?何かいたような・・・」

ほむら(魔女)「まあいい・・・もうすぐね」


ー マミホーム ー

さやか「うぅん・・・よく寝た・・・」

さやか「ぅん?マミさんも寝てる・・・」

さやか「杏子は・・・?」


ガチャッ!


さやか「杏子・・・?」

杏子「ん?なんださやかか、ちょうどよかった。治癒交代してくれねぇか?」

さやか「杏子・・・まさかいままでずっと?」

杏子「当たり前じゃねぇか、と・・・友達が大変なんだからさ・・・///」

さやか「杏子・・・休んでて、あとはあたしがやるから」

杏子「あぁ、頼んだぞ、あたしはちょいと寝てくるわ・・・」

さやか「・・・まどか」

さやか「・・・っ!」

さやか(あたしが・・・弱いから・・・!)

さやか(あたしって・・・なんで人一人守れないんだろ・・・)

さやか(正義のため・・・人のためなんて言っておきながら大切な親友も守れない・・・)

さやか(どうやったら杏子やマミさんみたいに強くなれるんだろ・・・)

マミ「美樹さん・・・勘違いはしないで」

さやか「マミさん・・・?」

マミ「私は美樹さんが思うほど強くなんてない」

マミ「前にも言ったようにあなた達の前でかっこつけてるだけ」

マミ「それに・・・美樹さんはもう十分強いわ」

さやか「え・・・?」

マミ「人のため・・・そう思えるだけで十分じゃないかしら?」

さやか「マミさん・・・」

まどか「さやか・・・ちゃん?」

さやか「まどか!?」

マミ「鹿目さん!!」

まどか「私・・・生きてるの・・・?」

さやか「大丈夫!生きてるよ!」

まどか「そっか・・・」

まどか「・・・ほむらちゃんは?」

さやか「・・・っ」

マミ「鹿目さん・・・」

まどか「・・・助けなくちゃ・・・っ!」

さやか「まどか!?まだ動いちゃ駄目!!」

まどか「でも・・・!こうして間にもほむらちゃんが!!」

マミ「鹿目さん落ち着いて!」

まどか「・・・」

マミ「あなたの気持ちもわかるわ。でも、作戦を立ててないと 私達には勝ち目がない」

まどか「・・・」

マミ「明日、暁美さんを助けに行く・・・駄目かしら・・・?」

まどか「・・・わかりました」

マミ「美樹さん、佐倉さんを起こしてきてくれないかしら?」

さやか「わかりました」

マミ「鹿目さん・・・これを・・・」

まどか「これは・・・?」

マミ「お守りみたいなものよ」

マミ「自分の身に危険を感じたら迷わず開いて」

まどか「わかりました」

杏子「マミぃ・・・もうすこしだけ寝かせてくれ~」

マミ「佐倉さん、もう時間がないの。我慢して」

杏子「・・・わかった」


ーーーーーーーーーーー

マミ「-----というわけなの。」

さやか「大まかな作戦はできてたんですね」

マミ「ここからは細かい作戦なのだけれど・・・」

マミ「鹿目さん・・・あなたがいないとできないことなの」

さやか「マミさん!?まさかまた連れて行くつもりなんですか!?」

マミ「そのまさかよ」

さやか「冗談ですよね!?あたしは絶対に反対です!!」

杏子「マミ・・・あたしも正直反対だ」

マミ「たしかに・・・普通なら私もそんなこと考えないわ」

マミ「でもね、私が言う前に彼女は行くつもりみたいよ」

さやか「まどか!!絶対に行かせないよ!!」

まどか「さやかちゃん・・・!」

まどか「どいて・・・!ほむらちゃんを助けるためなら私がどうなっても構わないの」

さやか「!!」


パーーン!


まどか「っ!」

さやか「どうなってもいい・・・?ふざけんな!!」

さやか「まどか!!あんたがどうなっていいと思っても、いいと思わない人がどれだけいるか分かる!?」

さやか「まどかのパパやママ!たっくんや仁美、杏子やマミさん!たくさんいるんだよ!?」

さやか「あたしやほむらだってそう!!助かったときまどかがいなくなってたらほむらはどう思う!?」

さやか「こんどそんなこといったらまどかでも許さない!!」

まどか「ごめ・・・」ポロポロ

マミ「そこまでにしてあげて美樹さん・・・鹿目さんだってもう分かったわよね?」

まどか「はい・・・ごめんね、さやかちゃん」ポロポロ

さやか「・・・もういいよまどか」

マミ「美樹さん・・・駄目・・・かしら?」

さやか「・・・本来なら駄目です、けど・・・まどかの気持ちもわかります・・・だから」

さやか「絶対に守って見せましょう!!」

マミ「美樹さん・・・!」

QB「取り込み中のところ失礼するよ」キュップイ

マミ「QB・・・どうしたの?」

QB「暁美ほむらのことさ」

杏子「ほむらがどうかしたのか?」

QB「あぁ、君達はほむらを助けるんだろ?だから居場所を教えにきたのさ」

さやか「あんた・・・またなにかよからぬこと企んでるんじゃ・・・」

QB「信用がないなぁ」

さや杏「「信用なんてあるわけがない」」

QB「ひどいいわれようだね」キュップイ

まどか「それで!!ほむらちゃんの居場所は!?」

QB「風見野のある花園さ」

杏子「花園?聞いたことねぇぞ?」

QB[僕は事実しかいってないよ」

杏子「まあいい、案内はするんだよな?」

QB「案内までするのかい?僕も色々忙しいんだけど・・・」

まどか「お願いQB」

QB「・・・わかったよ」

さやか「それじゃあ、行くよ!」

 

ー 風見野 教会前 ー

QB「こっちだよ」

杏子「あたしの教会の近くなのかい?あたしは知らないんだが・・・」

QB「仕方ないよ、あの魔女が作り上げたものなのだから」

さやか「作る?結界じゃないの?」

QB「魔力は感じるけど結界ではないね」

マミ「魔女ってそういうこともできるのね」

QB「あの魔女は特別なんだよ、人間と融合できる分、空間の生成も可能みたいだね」

QB「魔法少女の素質に影響されるみたいだし、まどかが操られたら世界の終わりだね」

まどか「QB、私は魔法少女になんてならないよ・・・」

QB「分かっているさ。でも、絶対に諦めないからね」

さやか「ウザッ、しつこいと嫌われるぞ・・・」

QB「元々嫌っているじゃないか」

QB「・・・着いたよ、ここがほむらのいる空間だ」

マミ「ここが・・・」

杏子「・・・魔力の反応が尋常じゃないぞ」

まどか「ここに・・・ほむらちゃんがいる」

QB「それじゃあ僕はここで失礼するよ」

まどか「ありがとうQB・・・」

さやか「・・・」

さやか「まどか・・・・危なくなったら絶対に逃げて」

まどか「逃げないよ・・・皆が戦ってるときに私だけ逃げるなんて絶対にできない」

さやか「まどか・・・」

マミ「大丈夫よ、絶対に私たちが守る」

杏子「そうさ、ほむらを助けて、それでハッピーエンドさ」

さやか「・・・そうだね」

マミ「鹿目さん、最後はあなたに」

まどか「皆・・・行くよ、ほむらちゃんのところに!」


ー 花園 ー

杏子「・・・なんだぁ?この花園は」

マミ「なぜあの魔女がこんな空間を・・・」

まどか「・・・花園」

さやか「まどか?」

まどか「えっなに?さやかちゃん」

さやか「・・・うぅん、なんでもない」

まどか「・・・」

まどか(・・・モヤモヤする、なんでだろ・・・)

『・・・』


ーーーーーーーーー

ほむら(魔女)「・・・着たようね」

ほむら(魔女)「フフ・・・ここで本当の終わりを見せてあげないとね」

マミ「終わり?何を言ってるのかしら?」

ほむら(魔女)「あら?死にぞこないがのこのこと何しに来たのかしら?」

さやか「ほむらを助けに来た」

まどか「それ以外にあなたに用はない」

ほむら(魔女)「あら?悲しいわね・・・もっと遊んでいけばいいのに」

ほむら(魔女)「・・・もっとも、ここで人生も終わるんだけどね」

杏子「何言ってるんだ?終わりじゃない、はーーーーー」

マミ「始まりよ」

杏子「じまーーーっておいマミ!!セリフとんなよ!!」

マミ「ふふっ、こういうのは早い者勝ちよ」

まどさや「「・・・」」

ほむら(魔女)「・・・マイペースよね、あなた達・・・」

まどさや杏マミ「「「「お前もだ!!」」」」

ほむら(魔女)「・・・」

ほむら(魔女)「・・・まあいいわ、早く始めましょ?いい加減待ちくたびれてしまったわ」

マミ「そうね・・・それじゃあ佐倉さん、美樹さん、作戦通りに行くわよ」

さやか「はい!」

杏子「おうよ!」

ほむら(魔女)「何を言ってるの?私が相手じゃないわよ?」

さやか「え・・・?」

ほむら(魔女)「相手をするのはこのグリーフシードから孵化する・・・」ピキッ!

ほむら(魔女)「魔女達よ」

マミ「なっ!?」

杏子「おいおい!どんだけいるんだ!?」

さやか「杏子!マミさん!手分けして倒すよ!!」

ほむら(魔女)「相手を頼むわよ、私は準備で忙しいから」

まどか「ほむらちゃん!!」ダッ!


ーーーーーーーーーー

マミ「ティロ・フィナーレ!!」


ドォォォォォォォン!


マミ「きりがないわね・・・」

杏子「まったくだ・・・いい加減疲れてきたぞ・・・」

さやか「はぁぁぁぁぁ!!」

マミ「美樹さんも頑張ってるんだから私達も頑張らないとね!」

マミ「バロットラマギカ・エドゥーインフィニータ!!」

さやか「・・・っあれ・・・?まどかは!?」

さやか「まどかあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!勝手にどっか行かないでよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」


ーーーーーーーーーー

ほむら(魔女)「・・・」

ほむら(魔女)「あのときの恨み・・・いまここで・・・」

まどか「ほむらちゃん!!」

ほむら(魔女)「・・・鹿目まどか

ほむら(魔女)「どうしたの?まさか、私のために殺されにきてくれたの?うれーーー」

まどか「そんなわけないじゃない!!」

ほむら(魔女)「・・・」

まどか「私は・・・!ほむらちゃんを助けに来たの!!」

ほむら(魔女)「魔法少女でもないあなたに何ができるのよ」

まどか「っ!それは・・・!」

ほむら(魔女)「まあいいわ」

ほむら(魔女)「一番の邪魔者は護衛がいない間にここで殺す・・・!」

まどか「ひっ!」

まどか(・・・マミさん!」)

マミ(自分の身に危険を感じたら迷わず開いて)

まどか「・・・!」シュルッ!

ほむら(魔女)「っ!何!?」


パァァァァァ!


まどか「これは・・・!」

まどか「・・・バット?」

ほむら(魔女)「ふっ・・・あははは!」

ほむら(魔女)「そんなもので勝てると思ってるの?なめられたものね」

まどか「マミさぁん・・・」

まどか「こうなったらこれで・・・!」

まどか「はぁぁぁぁぁ!!」

ほむら(魔女)「・・・」スッ

ほむら(魔女)「・・・ぐっ!?」ガキンッ!

ほむら(魔女)(お、重い・・・!?どういうことなの!?)

まどか「えっ?これ・・・」

まどか「・・・!」ググッ!

ほむら(魔女)「ぅぐっ!!」ドォォォン!

まどか「このバット・・・さやかちゃんが使ってたやつなんじゃ」

ほむら(魔女)「・・・っ!そのバット・・・!」

まどか「・・・ほむらちゃんを返して」

ほむら(魔女)「嫌・・・絶対・・・!!」

まどか「・・・じゃあ、力づくでーーーー」ガクッ!

ほむら(魔女)「・・・え?」

ほむら(魔女)「・・・倒れたわ」

ほむら(魔女)「・・・脈はない、本当に死んだのね」

マミ「鹿目さん!」

ほむら(魔女)「遅かったわね」

さやか「まど・・・か?」

さやか「まどかになにした!!?」

ほむら(魔女)「私は何もしてないわ、勝手に死んだだけ」

ほむら(魔女)「殺す手間も省けたわ。次はあなた達の番よ」ジャキッ

マミ「っ・・・!」

ーーーーーーーーーーーーーーー

まどか「・・・ぅ」

まどか「ここは・・・?」

まどか「私・・・魔女と戦ってたはずなんだけど・・・」

『たすけ・・・』

まどか「・・・?いまなにか」

『助けて・・・』

まどか「・・・ほむらちゃん・・・?」

まどか「・・・」ダッ!

『・・・』

まどか「ほむらちゃん・・・!」

まどか「どこ・・・!?どこなの!?」

『・・・こっちだよ』

まどか「・・・・さっきとは違う声・・・」

まどか「・・・連れて行って!ほむらちゃんのところへ!」

『・・・』パァァァ

まどか「・・・!」

まどか「ほむら・・・ちゃん?」

そこにいたのは傷だらけになって拘束されていた・・・

まぎれもない、ほむらちゃんでした。

まどか「ほむらちゃん!!」

まどか「ほむらちゃん!?まどかだよ!!」

ほむら「・・・」

まどか「どうしたの!?ねぇ、返事してよ!!」

まどか「いつもみたいに笑ってよぉ・・・!」

ほむら「・・・」

まどか「・・・っ!」

まどか「ほむらちゃぁん・・・」ポロポロ

まどか「どうして・・・?なんで笑ってくれないの?」

まどか「私を一人にしないで・・・?私・・・ほむらちゃんがいないとどうにかなっちゃうよぉ」

ほむら「・・・」


ー 異空間 ほむらの拘束された場所 ー

ほむら「・・・」

ほむら(ここは・・・そうか、魔女にやられたんだ)

ほむら(まどか・・・あなたを守れなくてごめんなさい・・・)

ほむら(あなたを守るなんて言っておきながらこの様よ・・・)

ほむら(自分の身も守れないで・・・何がまどかは私が守るよ・・・)

ほむら(もう・・・嫌だわ)

ほむら(こんな私・・・生きてても何の意味もない)

ほむら(私は・・・この世界には必要のない人間なんだわ)

ほむら(このままここで死ぬのもいいじゃない・・・私を必要としてくれる人なんていないわけだし・・・)

ほむら(ごめんねまどか・・・あなたを守れなくて・・・)ポロポロ

ほむら(さようなら・・・まどーーー)

『ほむらちゃん!?』

ほむら(この声は・・・まどか・・・?)

ほむら(そんなわけないわよね・・・)

『どうしたの!?ねぇ、返事してよ!!』

ほむら(気のせいじゃ・・・ない?)

『ほむらちゃぁん・・・』

ほむら(まどか・・・)

まどか「!?ほむらちゃん!!」

ほむら(・・・まどか、聞こえてるの・・・?)

まどか「!うんっ!聞こえるよ!!」

ほむら(そう・・・でもごめんね・・・)

まどか「どうしたの・・・!?なんで謝るの!?」

ほむら(私ね・・・ここで死ぬの・・・)

まどか「何を言って・・・」

ほむら(もう自分が嫌なの・・・自分の身も守れないで・・・それでもまどかは私が守るなんて言う私が・・・!)

まどか「仕方ないよ!!誰だってミスのひとつやふたつ!」

ほむら(ひとつやふたつならいいわ、私は数えるのも諦めるほど失敗を繰り返してるのよ?)

ほむら(今回は運がよかっただけ・・・)

ほむら(・・・それにね、私はこの世界には必要のない人間)

ほむら(誰にも必要となんてされない・・・それなら死んだほうが・・・)

まどか「・・・けないでよ!」

ほむら(・・・まどか?)

まどか「・・・ふざけないでよ!!」

まどか「世界には必要のない人間!?誰からも必要となんてされない!?」

まどか「ふざけないで!!」

まどか「私は!!」

まどか「私はほむらちゃんがいないと嫌!!」

まどか「ほむらちゃんがいない世界なんて嫌!!」

ほむら(まどか・・・)

ほむら(まどかは・・・私を必要としてくれるの・・・?)

まどか「そんなの・・・!」

 

 


まどか「当たり前でしょ!!」

 

 

 

ほむら(まどか・・・!)ポロポロ

まどか「だから・・・一緒に帰ろ?」

ほむら(・・・うん!)

ほむら(いますぐ行くわ!!)

まどか「待ってる!!ずっと待ってるよ!!」

ほむら「・・・こんな拘束!!」

ほむら「・・・くっ!ぅぁぁぁぁぁぁ!!」ピシッ!

ほむら「ぁああああああ!!」

『・・・頑張って』

 

パリーーーーーン!

 

ほむら「・・・!拘束が!」

ほむら「まどか・・・!まどかぁ!!」


ー 花園 ー

ほむら(魔女)「ぁぁぁぁぁ!!」

マミ「!何!?」

ほむら(魔女)「うぅ・・・!どうして・・・!拘束が・・・!」

杏子「なんだかわからねぇがさやか、マミ!!決めるぞ!!」

さやか「任せて・・・!」

さやか「リ・ローレライ!!」

 

~~~♪

 

ほむら(魔女)「うっ、しまっ・・・」ドサッ

マミ「レガーレ・ヴァスタアリア!!」

杏子「・・・ようやく抑えられたな」ハァ・・・ハァ・・・

マミ「えぇ・・でも・・・これからどうするの・・・?」ハァ・・・ハァ・・・

さやか「・・・ちょっとだけ待ってみませんか?」

杏子「おま・・・本気で言ってんのか!?」

さやか「あたしは本気、さっきの苦しみ方、内部で何かあったんじゃないかな・・・?」

マミ「・・・佐倉さん、待ってみましょ」

杏子「おいおい、マミまでかよ・・・」


ー 異空間 ほむらの拘束された場所 ー

ほむら「まどか・・・!今行くわ!!」

ほむら(魔女)「・・・させない!!」

ほむら(魔女)「お前だけは・・・逃がさない!!」パァァァ!!

ほむら「っ!何!?」

『・・・!逃げて!!』

ほむら「えっ・・・?まどか・・・?」

ほむら「・・・とにかく、逃げないと!!」ダッ!

ほむら(魔女)「逃がさないわよ!!」パァァァァ!

ほむら「・・・!追いつかれる!!」

『!させないよ!!』パァァァ!!

ほむら「まど・・・か?」

『行って・・・!私(鹿目まどか)のところへ』

ほむら「・・・!」ダッ!

ほむら(魔女)「っ!貴様ぁぁぁぁ!!」ゴォォォォォ!!!

『神様をなめないでよね・・・!!』


ーーーーーーーーーーーーー

ほむら「・・・ぅ」

まどか「ほむらちゃん!?」

ほむら「まどか・・・」

まどか「ほむら・・・ちゃん・・・」ポロポロ

ほむら「まどか・・・まどかぁ!!」ポロポロ

まどか「ほむらちゃん!!ほむらちゃぁん!!」

ほむら「まどか、まどかぁ!!」

まどか「ほむらちゃぁん・・・もう離さないよ!」

ほむら「まどか・・・私もあなたを離さない・・・」

まどか「帰ろ・・・見滝原へ」

ほむら「えぇ・・・!」ダッ!


ーーーーーーーーーーーーー

まどか「はぁ・・・はぁ・・・」

ほむら「あった・・・!」

まどか「ここが出口なの・・・?」ハァ・・・ハァ・・・

ほむら「間違いないわ、でも・・・どうやったら開くのか・・・」

『任せてほむらちゃん』

ほむら「・・・まどか!」

女神まどか『・・・これでもう大丈夫、見滝原へ戻れるよ』

ほむら「まどか・・・ありがとう」

『頑張って・・・ほむらちゃん達ならどんなことでも乗り越えられるよ・・・』


ー 花園 ー

ほむら(魔女)「ぁぁぁぁぁ!!」

マミ「!?」

さやか「な!?自力で起きた!?」

杏子「構えろマミ、さやか!!」

ほむら(魔女)「ァ、ァァァァァァァァァァァァァ!!!」パァァァァァ!!

さやか「なっ!なんかでたぁ!!」

マミ「暁美さんは!?」

杏子「ほむら!!ほむら!!」

ほむら「ぅん・・・」

マミ「・・・!」

ほむら「・・・マミ?それに杏子・・・?」

杏子「ほむら・・・!」

マミ「暁美さん・・・!」

まどか「ほむらちゃぁぁぁぁぁぁぁん!!」

杏子「うおっ!?」

まどか「ほむらちゃん!!ほむらちゃん!!」

ほむら「ちょ、まどか!痛いわ!」

マミ「鹿目さん生きて・・・!」

さやか「まどか・・・!」

さやか「・・・心配させて、もう・・・」

魔女「おのれぇ・・・・!」

さやか「あいつ・・・・!まだ!」

魔女「よくもその女を・・・!こうなったらそこのピンク髪の女を・・・!!」

QB「やれやれ・・・懲りないんだなぁ」

魔女「お前は・・・!」

マミ「ちょ!QB!?」

杏子「なんであいつが・・・」

QB「これ以上無意味に魔法少女を殺されては僕達はいつまでたってもノルマクリアできないじゃないか」

QB「君は不良品以外の何者でもないのさ」

魔女「ふざけるな・・・!!お前が私を!!」

QB「それは君の認識の相違だ」

QB「とにかく、君はここで処分させてもらうよ」

魔女「誰がお前なんかに・・・・!」

QB「おっとい、勘違いしないでくれ。僕が戦うんじゃない」

QB「ね、暁美ほむら

ほむら「・・・そこまで言っておいて私に頼るなんて・・・」

QB「それが魔法少女の仕事さ」

QB「でも、暁美ほむらだけでは勝ち目がない。もちろんマミやさやかや杏子が加わったとしてもだ」

ほむら「・・・どういうことよ」

QB「絶望の力が強すぎるんだ、君達だけじゃどうにもならない」

QB「だからまどか」

まどか「・・・」

QB「受け取ってくれ、インキュベーターのエネルギーを」

まどか「うん・・・ありがとうQB」

QB「気にしないでくれ。その代わり、きっちりあの魔女を倒してくれ」

ほむら「QB・・・あなたもたまにはやるのね」

さやか「これでオッケー、治癒完了だよほむら」

ほむら「ありがとうさやか。まどか、一緒に」

まどか「うん!」

魔女「たった二人で勝てるわけない!!」ゴォォォォォォォ!!!

ほむら「っ!これは・・・」

まどか「結界・・・?」

魔女「喰らうがいい・・・・!私の魔法!!」

杏子「な・・・!なんだあれ!?」

マミ「あんなの当たったらひとたまりもないわ!!」

まどか「マミさん!!」

まどか「マミさんの力でヒビをいれることできますか!?」

マミ「・・・オッケー!任せて!!」

マミ「でかいの一発お見舞いしてあげる・・・!」

マミ「ボンバルダメント!!」ドォォォォォォォン!!

 

ピシッ!

 

魔女「なっ!?」

まどか「さやかちゃん!!杏子ちゃん!!」

まどか「杏子ちゃんと協力して壊して!!」

さやか「あいよ!!」

杏子「いくぞさやか!!槍に乗れ!!」

さやか「乗ったよ!!どうするの!?」

杏子「いまからあんたをおもいっきり飛ばす!!さやかの加速能力と重ねれば壊せるはずだ!!」

さやか「なるほどね・・・」

さやか「・・・・杏子!!準備整った!!」

杏子「いくぞ!!おらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

さやか「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


ガインッ!!


さやか「重っ!!」

杏子「さやかぁぁぁぁぁぁぁ!!大丈夫かぁぁぁぁぁ!!?」

さやか「・・・できるに決まってる・・・!いいや・・・やってみせる!!」

さやか「壊れろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」


ドォォォォォォォォォォォン!!!


さやか「壊れたぁ!!」

魔女「そんな・・・!!」

ほむら「余所見なんて余裕ね」

魔女「!?」

まどほむ「・・・」ゴォォォォ!!

まどか「散々ほむらちゃんを痛めつけたんだから、それなりの覚悟はあるよね?」

魔女「あ・・・嫌・・・」

ほむら「結界もろとも砕け散りなさい」

魔女「っ!!」ヒュッ!

マミ「逃がさないわ!!レガーレ・ヴァスタアリア!!」

魔女「しまっ!!」

まどか「もう逃げれないよ」ゴォォォォ!!

ほむら「私のまどかを殺そうとしたなんていい度胸よあなた・・・」ゴォォォォ!!

魔女「ひっ・・・!」

まどか「私とほむらちゃんに」

まどほむ「「破れないものなんてない!!」」

魔女「イヤァァァァァァァァァァァァ!!!」

 

カランッ!

 

まどか「グリーフシード・・・!」

ほむら「まどか・・・私達勝ったのね・・・」

まどか「ほむらちゃん!」ギュッ!

ほむら「まどか・・・!」ギュッ!

さやか「まどか、ほむら・・・・よかったね」

マミ「よがっだ!あげみさぁぁぁぁん!!」

杏子「泣きすぎだぞマミ!!」

女神まどか『ウェヒヒヒ・・・ほむらちゃん・・・』

ほむら「・・・まどか?」

女神まどか『明日、ここに来てくれないかな・・・?』

ほむら「わかったわ」

女神まどか『私もね』

まどか「え・・・?私も来ていいの?」

『こないと始まらないよ』

ほむら「まどか・・・一緒に行きましょ」

まどか「うん」


ー 次の日 花園 ー

ほむら「まどか・・・?」

女神まどか『待ってたよほむらちゃん、それに私』

まどか「ほむらちゃん・・・これは?」

ほむら「・・・一回だけ、まどかが世界を改変させたことがあったの」

ほむら「そのとき私は、運命を受け入れずに時を遡ったわ」

ほむら「そのときのまどか・・・なのよね?」

女神まどか『さすがほむらちゃん・・・お見通しなんだね』

まどか「私!神様になったの!?」

女神まどか『そうだよ、すべての魔女を消し去るために、私は魔法少女になったの』

女神まどか『それと同時に、私は概念に成り果てたの』

女神まどか『ただそのときのほむらちゃんは・・・』

ほむら「ご、ごめんなさい・・・受け入れれなかったの」

女神まどか『いいんだよほむらちゃん、今はこうして私と幸せに生きてるんだから・・・それだけで十分だよ』

ほむら「まどか・・・」

ほむら「そういえばまどか・・・どうして私たちを・・・」

女神まどか『本題を忘れるところだったね』

女神まどか『こっちに来て』

まどほむ「「・・・?」」


ー 花園 苗木のそば ー

ほむら「まどか・・・ここに何があるの?」

女神まどか『そこを掘ってみて』

まどか「ここを・・・?」

ほむら「掘らないで魔法で」パァァァ

女神まどか『ほむらちゃん、苦労して手に入ったものは普通以上に嬉しいものだよ?』

ほむら「ご・・・ごめんなさいまどか・・・もう・・・」

女神まどか『・・・』

女神まどか『まいいや、その箱を開けてみて私』

まどか「わ、私が?」

女神まどか『うん』

まどか「あ・・・開けるよ!」

 

カパッ!

 

まどか「これは・・・写真?」

ほむら「・・・!!」

ほむら「ま、まどか!!その箱を渡して!!」

まどか「ほむらちゃん!?なんでーーー」

ほむら「いいから!!早く渡してぇぇぇぇ!!」

女神まどか『ウェヒヒ!させないよほむらちゃん!』

ほむら「まどかぁぁ!駄目ぇぇぇぇ!!」

まどか「これ・・・ほむらちゃん?」

ほむら「っぅ・・・」

ほむら「そう・・・それは過去の私・・・」

まどか「ほむらちゃん・・・おさげだったんだ・・・」

ほむら「そ・・・そうよ」

まどか「か・・・」

ほむら「か?」

まどか「可愛いぃぃぃぃぃぃ!!」

ほむら「!?」

まどか「可愛いよほむらちゃん!!三つ編みも似合うなんて!!」

ほむら「まどか!?落ち着いて!?」

女神まどか『当然の反応だね』

ほむら「・・・思い出したわ、これ・・・私が遡行を始めて間もない頃の思い出・・・」

ほむら「でも・・・!ここは作られた空間じゃ・・・?」

女神まどか『実はね、QBが勘違いしてたの』

まどか「・・・QBでも間違えるんだね」

まどか「ほむらちゃんほんとに可愛い・・・!」

ほむら「黒歴史だわ・・・」

女神まどか『ウェヒヒ!ってあぁ・・・もう終わりの時間かぁ・・・』

ほむら「終わり・・・?」

女神まどか『私はまだ魔女を消滅させきってないからね、戻らないといけないの』

女神まどか『短い間だったけどありがとう・・・』

ほむら「そんな・・・まどか!!」

女神まどか『ほむらちゃん、私はいつでもあなたの隣にいるはずだよ?』

まどか「ほむらちゃん・・・」

女神まどか『私は消えちゃうけど・・・こっちの世界にい私がいる』

女神まどか『ほむらちゃんのそばから離れないでね私』

まどか「うん・・・約束する」

女神まどか『ありがとう・・・それじゃあ、またね』

ほむら「えぇ・・・またね」

まどか「・・・いっちゃったね」

ほむら「うん・・・でも、私には、まどかがいる」

ほむら「それだけで私は十分よ」

まどか「ウェヒヒ・・・これからも私のそばから離れないでね」

ほむら「えぇ・・・これからもずっと一緒よ」

 

君の心を守るため


私は何があってもくじけない


      
             END


あとがき

作者「終わったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!長かったよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

まどか「お疲れ様作者さん!」

ほむら「お疲れ様」

作者「メモリがBAN!!になって3ヶ月・・・・?ようやくできたぁぁぁぁぁぁぁ!!」

まどか「私たちのメモリアルが一度BANになったんだよね」

ほむら「バックアップを取ってないなんてあなたはどこまで愚かなの」

作者「滅相もございません・・・」

ほむら「今回は私が操られるという話だったのだけれど・・」

作者「実はね、この案は去年の9月くらいからできてたの」

まどか「去年から・・・」

作者「ほんらいその話は動くメモ帳の絵で描くつもりだったの」

作者「だけど絵が描けなくて・・・それでSSという形でできたわけ」

ほむら「確かその時点では私が(魔女の)戻ったフリをしてまどかを殺すはずだったわよね?」←まどかがほむらに助けを求めに行くところです

作者「そうなんだけど・・・2度目書いてると思い出せなくなって・・・こういう形になりましたwww」

まどか「結構頑張ってたもんね作者さん・・・」

作者「メモリBAN!!したときは泣いたね」

ほむら「さて・・・そろそろ終わりの時間なのだけれど・・・作者、何か言うことは?」

作者「えっと、ツイッターで一度文を公開してたのですが・・・・メモリBAN!になったため楽しみにしていた方がいたらこの場でお詫びを申し上げます」

作者「本来とは設定が違ってたりキャラ崩壊があったり文字が違ってたりしますが・・・」

作者「今後も読んでいただけると幸いです」

ほむら「作者、次回は?」

作者「またまたまどほむ」

まどか「・・・」

ほむら「・・・」

作者「大丈夫!ほむらがふたーーーゲフンゲフン!!」

ほむら「ネタバレ厳禁よ」

作者「まあこれで終わりです。」

まどか「次回も楽しみにしててください」

ほむら「書きあがるのは作者しだいよ」

作者「が・・・頑張りま~す・・・」

 

 

 

 

 

さやか「ほむらの家でお泊まり会

まどか「ねぇ、ほむらちゃん」

ほむら「どうしたのまどか?」

まどか「今度の休み、ほむらちゃんの家に泊まりに行きたいんだけど・・・」

ほむら「えっ・・・?」

まどか「ダメ・・・・かな?」

ほむら(これは!!まどかと二人きりのチャンス!まどかと一緒の布団で・・・ふふふ・・・)

さやか『あんた・・・あいかわらずだよね・・・』

ほむら『なんのことかしら?』

さやか『・・・まあいいか。まどかになにかあったらいけないからあたしも行くわよ』

ほむら『』シュン

さやか『そこまであからさまに残念がられるとさすがに悪い気が・・・』

まどか「どうかしたの?」

ほむら「なんでもないわ、さやかも来るんでしょ?」

さやか「もっちろん!」


ー休日 ほむホームー

ピンポーン

ほむら「来たようね」

ほむら「は~い」

さやか「よぉ!来たよ~!」

ほむら「なんだ・・・さやかか・・・」

さやか「なんだとはなんだよほむら~!寂しかったんでしょ~?」

バタンッ、ガチャ

さやか「お願いします!あけてください!寒いです!」ドンドンッ

ほむら「・・・つぎ言ったら山に埋めるわよ」

さやか「ごめんなさいもう言いません・・・」

ほむら「ハァ・・・あがって」

さやか「おっじゃっましま~す!」

ほむら「あなたっていつも元気よね」

さやか「そりゃあ!いつも元気が一番だからね!」

ほむら「それはそうだけど・・・あなたの場合それしか取柄がないじゃない」

さやか「それは言っちゃダーー!ピピピッ!っとメールだ・・・・えぇ!?」

ほむら「どうしたの?」

さやか「まどか・・・急用ができたから来れないって・・・」

ほむら「え・・・そんな・・・」

ほむら「まどかが来ない・・・こんなことって・・・」ズーン

さやか「うわっ・・・目に見えるほど黒いオーラが・・・」

さやか「じゃ、じゃあお泊り会が中止ということで・・・帰るね」

ほむら「ちょ!」

さやか「?どうかしたのほむら?あぁ~!まさかあたしが帰るから寂しいとか?」

ほむら「そっ!そんなことないわ!あなたなんてさっさと帰ればいいのよ!」

さやか「そ~かい、じゃああたしはこれで・・・」

ほむら「・・・」シュン

さやか「・・・と思ったけど家の鍵忘れて家に入れないから今日は泊まらせてもらうわ」

ほむら「・・・」パァァ

さやか「ん~?どうしたのかな~?ほむらぁ~?」ニヤニヤ

ほむら「べっ!べつになんでもないわ!///」

 

ーーーーーー

さやか「・・・にしても、ほんとなんもないよね~ほむらの家」

ほむら「いいのよ、必要ないから」

ほむら(自分が欲しい家具とかないし、なによりも入院費だけで迷惑をかけているのだから贅沢言えないし)

さやか「えぇ~!もったいないじゃん!こんなんだから男子にモテないのよ」

ほむら「いいのよ、私はまどかにさえ嫌われなければ他はどうでもいいのよ、将来はまどかと結婚するのだし」

さやか「当然のように言ってるけど同性愛とか変じゃない」

ほむら「変・・・?なにが変なのよ・・・?」

さやか「え?ほむら?」

さやか(なんか変なこと言った?)

ほむら「同性愛のどこが変なのよ、ヨーロッパとかでは同性愛が認められているのよ!」

さやか(あぁ・・・スイッチ入れちゃったか・・・ここは早めに・・・)

さやか「ご、ごめん!同性愛をバカにしたことは謝るから!」

ほむら「・・・まあいいわ」

さやか(・・・将来が不安だなぁ)

 


ーーーーーーー

ほむら「夕飯なのだけれど、何がいいの?」

さやか「何がいいというか・・・何が作れるの?」

ほむら「一通りは出来るわ」

さやか「じゃあハンバーグがいい」

ほむら「わかったわ。悪いのだけれど手伝ってもらえるかしら?」

さやか「任せなさい!ハンバーグのおいしさはこのさやかちゃんがちゃ~んとおいしくしますからね~!」

ほむら「・・・それじゃああなたが作ってるようなものじゃない」

 

ーーーーーーー

ほむら「まずは玉ねぎからなのだけれど、お願いしていいかしら?」

さやか「任せなさい!このさやかちゃんが(ry」トントン

ほむら「じゃあこっちでで盛り付け用のものでも作って」

さやか「ギャァァァァァァァ!」

ほむら「!?どうかしたの!?」

さやか「目がぁ!目がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」ジタバタ

ほむら「・・・」

さやか「目がぁ!目がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」ジタバタ

ほむら「・・・」

さやか「目がぁ!目がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」ジタバタ

ほむら「・・・目潰すわよ」つ(箸)

さやか「目薬ちょうだいよ!?」ガバッ

ほむら「ハァ・・・魔法で治せばいいじゃない」

さやか「おぉ~!Nice ideal!」

ほむら「・・・L必要ないわよidealだと理想という意味よ。正しくはideaよ」

さやか「あ・・・ジャガイモが」

ほむら「あぁ!?焦げてるじゃない!なんで早く言わなかったのよ!?」

さやか「あれあれ~?ほむらさんでも失敗すー」

ほむら「・・・」つ(拳銃)

さやか「-るわけないよね!あたしのせいですよね!すみませんでした!」

ほむら「・・・はやく仕上げましょ」

 

ーーーーーーーー

ほむら「なんでハンバーグ作るだけでこんなに疲れてるのかしら・・・」

さやか「なんでだろうね?」

ほむら「・・・あなたのせいなのだけれど」

さやか「ま!まあ気にしないで食べよ食べよ!」

ほむら「まあいいわ」

さやか「いや~!意外だねぇ!ほむらがここまで料理ができるなんて」

ほむら「そうかしら?これくらいできないと嫁にいけないわよ?」

さやか「うわぁ、にくいねぇ」

ほむら「なんなら、勉強と一緒に教えてあげましょうか?」

さやか「勉強は結構です!」

ほむら「あなた・・・まどかと一緒の高校に行きたくないの?」

さやか「それは・・・一緒の高校に行きたいけど」

ほむら「だったら勉学にはげみなさい」

ほむら「今見てる学生もそうよ。あなたたちも勉学にはげみなさい、じゃないと作者みたいになるわよ」

さやか「誰に言ってんのほむら?」

ほむら「別に気にしなくていいわ。さ、はやく食べましょ」

 

ーーーーーーーー

さやか「ごちそ~さまでした!」

ほむら「おそまつさまでした」

さやか「ねぇねぇ、なんかないの?」

ほむら「トランプやチェスならあるわ」

さやか「じゃあチェスしよ~よ」

ほむら「ふ、私にチェスで勝てると思ってるのかしら?」

さやか「む・・・いいじゃない!そこまで言うならなにかかけようじゃない!」

ほっむら「いいわよ。で、何をかけるの?」

さやか「あたしが勝ったら一週間あたしの言うことを聞いてもらう」

ほむら「じゃあ私が勝ったら一週間外で寝てもらうわ」

さやか「えぇ!?あたしのより酷いじゃん!寒くて凍え死ぬわ!!」

ほむら「・・・じゃあ、一週間まどかの隣は私。というのはどうかしら?」

さやか「それならまあ・・・でも!絶対負けないからね!」

ほむら「望むところよ」

 

ー1時間後ー

ほむら「チェックメイトよ」

さやか「あたしって・・・ほんとバカ」

ほむら「じゃあまどかの隣は私のものよ」

さやか「ほむらぁ!あんたチェスどんだけ強いのよ!王以外全部取られたんですけど!」

ほむら「私が強いのは確かだけれど、あなたの場合自滅行為や無駄な動きが多いのよ」

さやか「頭を使うゲームは嫌いだぁ!」

ほむら「チェスは相手の動きを予測して行うものよ。ここに動かしたら相手はどんな動きをするかを考えてから駒を動かすの」

さやか「つ!次はトランプで勝負だぁ!」

ほむら「いいわ。ひねり潰してあげる」

 

ー1時間後ー

ほむら「繰り返す、私は何度でも繰り返す」

さやか「これで何ゲーム目だと思ってんの?いい加減負けを認めなさいよ」

ほむら「負け?何を言ってるのあなたは?」

さやか「うわ・・・負けを認めないつもりだ・・・」

さやか「ババ抜きでならほむらに負けることはないということが今日わかったわ!」

ほむら「じゃ!じゃあ次は真剣衰弱で勝負よ!」

さやか「かかってきなさい!ほむら!今度もギタギタにしてやるわよぉ~!」


ー30分後ー

さやか「だぁぁぁぁぁ!頭がぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

ほむら「ふっ!記憶系の遊びでさやかに負けるわけないじゃない」

さやか「くそぅ!覚えてろよ!」ダッ

ほむら「あっ、さやか!」

ほむら「・・・出て行ったわ・・・まあいいわ。鍵をかけて寝ましょ」ガチャ

さやか「あけてよ!凍え死ぬ!」ドンドンッ

ほむら「あら?てっきり帰ったんだと」ニヤニヤ

さやか「絶対わざとだよね!」

ほむら「まあいいわ、そろそろ寝ましょ」

さやか「もうそんな時間なの?」

ほむら「ええ、9時よ」

さやか「えぇ!?もう寝るの!?早くない!?」

ほむら「何を言ってるのさやか?子供は10時までに寝るのが普通でしょ?」

さやか「昭和の子供か!!」

ほむら「とにかくこの時間にいつも寝てるからもう眠たいの・・・」

さやか「・・・じゃあ寝るしかないか」

ほむら「布団の準備はできてるわ。さ、寝ましょ」

さやか「は~い・・・」

ほむら「電気消すわよ」

さやか「・・・」

ほむら「・・・」

さやか(・・・眠れん)

さやか(ほむらって意外とおばあちゃんみたいなところがあるんだな~)

さやか(10時までに寝るって・・・年寄りじゃん)

さやか「ねえほむら、まだ起きてる?」

ほむら「・・・」スースー

さやか「寝てるか・・・」

さやか「ほむら・・・あんたとは色んなことがあったよね」

さやか「最初会ったときは危険なやつだと思って近づかなかったし」

さやか「ワルプルギスの戦いで共闘したり」

さやか「まどか達と一緒に遊んだり」

さやか「いまこうやって・・・一緒に寝たり・・・」

さやか「もしかしたら、あたしが魔女になっていたかもしれない状態のときに助けてくれたり」

さやか「ほむらには感謝の気持ちでいっぱいなんだよ?」

さやか「でも・・・ほむらはまどかのことが好きなんだよね」

さやか「・・・ちょっとまどかが羨ましいな」

さやか「恭介は仁美と付き合ってるし・・・」

さやか「ほむらには好きな人がいる・・・」

さやか「あたしは好きな人がいても、振り向いてもらえない・・・」

さやか「・・・寝よ」

さやか「・・・」

さやか「ほむら・・・あたしはほむらのことが」


チュッ


さやか「・・・お休み、ほむら」

さやか「・・・」スースー

ほむら「・・・」カァァ


ーーーーーーーー

ピピピッピピピッ!

ほむら「・・・朝・・・」

ほむら「・・・」ポケー

ほむら「・・・早く起きて朝ご飯を作らないと」

ほむら(昨日・・・さやかにキスされたのよね・・・)

ほむら(まさかあなたが私にそんな感情を抱いていたなんて・・・)

ほむら(・・・でも、私はあなた感情に答えてれない・・・)

ほむら(・・・せめて、あなたにできることをしてあげるわ・・・)

ほむら(それは・・・)

ほむら「さやか、起きて。朝よ」

さやか「うん?もう朝なの?」

ほむら「朝食を作るの手伝ってもらえる?」

さやか「任せなさぁ~い・・・」ポケー

ほむら「・・・」


チュッ


さやか「ほむら!?なにしてんの!?」

ほむら「お目覚めの・・・キスよ///」

さやか「・・・///」

ほむら「さ、早く朝食を作りましょ」

 

-次の日 通学路ー

まどか「この前はごめんね!私から提案したのに」

さやか「気にしなくていいって」

まどか「うん・・・」

まどか「あ、ほむらちゃんだ!ほむらちゃ~ん!」

ほむら「おはよう、まどか」

ほむら「おはようほむらちゃん!」

さやか「あいかわらず仲がいいねぇ~」

さやか(ほんと・・・羨ましいぐらいね)

ほむら「・・・さやか、手をつなぎましょ」

さやか「えぇ!?なんで!?」

ほむら「なんでって・・・友達ならしてもおかしくないことじゃない」

さやか「まあ・・・そうだよね」

まどか「あぁ~!さやかちゃんだけずるい!私も!」

ほむら「まどか・・・」ハァハァ

さやか「・・・」

さやか「早く行かないと遅刻するぞ~」

ほむら「それもそうね、行きましょ。まどか、さやか」

まどか「うん!」

さやか「おうよ!」

さやか(いまは無理だけど・・・いつか必ずあんたを・・・)

 


あとがき

ほむら「読んでくれてありがとう、このSSの主役ほむらよ」

さやか「そして!このSSのメインヒロイン!さやかちゃんだよ!」

作者「このSSを考えた作者です」

さやか「いやぁ~!まさか作者がさやほむでSSを書くなんて・・・」

ほむら「ほんと意外よね」

作者「いや~まどほむを書きたかったんですけどね~ww」

作者「とある読者にまどほむはおなかいっぱい!との声があったのでwww」

作者「だから今回はさやほむです!どうでした!?え?つまんねぇ?」

ほむら「正直つまらないわよね。この作者、まともな文才がないから」

さやか「あたしよりもないよね~作者」

作者「う!うるさいうるさい!」

まどか「私は空気だったよね」

まどか「急用なんてなかったんだけどな~」

作者「ちょ!まどかさん!?」

ほむら「まどか、それは本当なの?」

まどか「うん、作者に行くなって言われた」

ほむら「そうなの・・・じゃあ作者を八つ裂きにしないといけないわね」ゴゴゴゴゴゴ

作者「いや・・・あのね・・・これには深いわけが・・・」

ほむら「問答無用、八つ裂きにしてあげるわ」

作者「ヒィィィィィィィ!やめてぇ!」

まどか「待って!ほむらちゃん!」

作者「まどか!?助けてくれるんだな!?」

まどか「ムチでたたくほうが作者の叫ぶ姿が見れて面白いからムチでお願い」

ほむら「わかったわまどか、それじゃあ・・・」

作者「ヒィィィィィィィィィィィィィ!!!」

杏子「今回あたし達マジな空気だったよな・・・」

マミ「そうね・・・」

QB「僕も空気だったね」

杏子「まあ・・・次回もお楽しみに!」

 

終わり

 

 

 

 


 

まどか「皆でクリスマス会がしたいな~♪

さやか「え?クリスマス会?」

まどか「うん!皆でやろうよ!」

さやか「・・・・今日中に用意は無理だよ」

まどか「リアルの話は厳禁だよさやかちゃん」


さやか「・・・で、クリスマスも近いから皆で集まってクリスマス会がしたいと」

まどか「うん♪」

さやか「あたしは構わないけど・・・ほむらやマミさんたちはどうするの?」

まどか「もちろん誘うよ~♪それで今から誘いに行くんだけどさやかちゃんはほむらちゃんを誘ってきて欲しいの」

さやか「わかった。じゃあ今から行ってくるわ」

まどか「私も行こうかな」


まどか「マミさぁ~ん!」

マミ「あら?どうしたの鹿目さん?」

まどか「今度皆でクリスマス会がしようって話になったんですけどマミさんもどうですか?」

マミ「クリスマス会?えぇ、私は賛成よ」

まどか「やった!それと、杏子ちゃんも誘いたいんですけど・・・」

マミ「それなら大丈夫よ。私が話しておくから」

まどか「ありがとうございます♪えっと・・・それじゃあ・・・」

マミ「放課後、私の家で集まりましょう」

まどか「はい!それじゃあ放課後行きますね♪」

 

さやか「・・・・からぁ!皆でしようって!」

まどか(?どうかしたのかな?)

まどか「どうしたの~?」

さやか「あぁ~まどかぁ~、ほむらのやつ行かないって言うのよ」

まどか「え?なんで?」

さやか「クリスマスはあまり好きじゃないからって言ってさ~!」

まどか「ほむらちゃん・・・そうなの・・・?」

ほむら「まどか・・・えぇ・・・あまりクリスマスは好きじゃないの」

まどか「でも、皆でやったほうが楽しいよ~」

ほむら「ごめんなさい、今回ばかりはまどかであっても聞けない頼みごとだわ」

まどか「えぇ~・・・」うるっ

ほむら「え・・・まどか・・・なんで泣い・・・」

まどか「さやかちゃん・・・・ほむらちゃんなんてほたって行こうか・・・」

さやか「そうだね・・・行こうかまどか」

ほむら「えっいや・・・ちょ・・・」

ほむら「しっ仕方ないわね!まどかがそこまで言うなら行ってあげるわ」

まどか「やったぁ!ほむらちゃん大好き!」ダキッ

ほむら「まどか・・・」ハァハァ

さやか「は~い、落ち着かないとさやかちゃん殴るよ~」

 

ーマミホームー

マミ「・・・で、どこの家でするか・・・という話からなんだけど」

ほむら「私の家でもいいわよ、あまり家具がないから飾りつけも楽にできそうだし」

マミ「そうね、じゃあ暁美さんの家で決定ね」

マミ「次はプレゼントのの用意が必要ね」

杏子「それは個人個人で考えればいいじゃないの?」

さやか「じゃないと楽しみがなくなるしね」

マミ「それとあとは・・・」

ほむら「料理なのだけれど・・・私とマミで作るのはどうかしら?」

マミ「ええ、わかったわ。」

まどか「あの~・・・私はなにをすれば・・・」

ほむら「まどかは私の家のベットで待っていればいいのよ」ハァハァ

さやか「マミさん、害虫駆除の時間ですよ」チャキ

マミ「美樹さん・・・落ち着いて」

まどか「え?ベットで待っていればいいの?」キョトン

さやか「まどか~、襲われるぞ~」

まどか「さやかちゃん、ほむらちゃんはそんなことしないよ~。ねえ?ほむらちゃん」

ほむら「え・・・えぇ・・・そうよ!さやか!変な事言ってまどかを怖がらせないで」

さやか「・・・」

ほむら「まどか、あなたは飾り付けをお願いできるかしら?」

まどか「うん!わかった!」

ほむら「っ!」ハァハァ

まどか「?どうかしたの?」

ほむら「いいえ・・・なんでもないわ」

ほむら『まどかの笑顔が可愛すぎる・・・っ!』

杏子『お前・・・・あまり迷惑かけんなよ?』

さやか『そこはちゃんと止めようよ杏子・・・』


  次の日

ーまどか視点ー

まどか「う~ん・・・何がいいかな~・・・」

まどか「さやかちゃんは・・・・CD?う~ん・・・」

まどか「さやかちゃん・・・さやかちゃん・・・」

まどか「・・・!そうだっ!あれならきっとさやかちゃんも喜んでくれるはず!」パァァ

まどか「次はマミさん・・・ぬいぐるみ?それともティーセット?」

まどか「マミさんには・・・眼鏡?なんか似合いそうだし・・・」

まどか「よし!マミさんは眼鏡にしよう!」

まどか「杏子ちゃんは・・・お菓子でいいのかな?」

まどか「う~ん・・・うんまい棒いつも持ってるし好きなんだろうなぁ~」

まどか「よし!杏子ちゃんはうんまい棒!」

まどか「最後はほむらちゃん・・・」

まどか「ほむらちゃん・・・なにが好きなんだろう・・・」

まどか「銃器?いやいや・・・好きなわけじゃないよね」

まどか「ぬいぐるみ?が好きそうでもないし・・・」

まどか「う~~~ん・・・」

まどか「あっ・・・あれなら喜びそう!ウェヒヒ・・・楽しみだなぁ~」

 

ーさやか視点ー

さやか「さ~て!プレゼント決めないとね!」

さやか「まどかはぬいぐるみで~マミさんは・・・ブラ?」

さやか「杏子はうんまい棒で~ほむらは・・・」

さやか「・・・まどパンでいいか」スッ

 

以下いい加減なさやかちゃん

 

ー杏子視点ー

杏子「クリスマス会っていってもやれるものはお菓子しかねぇんだよな・・・」

杏子「皆お菓子でいいか・・・いや・・・さすがにそれはねぇか・・・」

杏子「・・・!あれならどうだ!?」

杏子「へへっ!昔してたことが久しぶりに役立つかもな・・・」

杏子「母さん・・・モモ・・・ありがとな・・・」

 

ーマミ視点ー

マミ「皆には私に考えた技名ノートを渡しましょう!」

まどか「!?」ゾクッ!

さやか「!?」ゾクッ!

杏子「!?」ゾクッ!

ほむら「・・・今日は冷えるわね」ゾクッ!

マミ「鹿目さんは・・・魔法少女じゃなかったわね・・・じゃあ鹿目さんはぬいぐるみにしましょう」

マミ「美樹さんは・・・相手を眠らせる歌を使ってるし・・・」

マミ「ローレライの法律!」

マミ「叫び声は、リ・ローレライ!」

マミ「佐倉さんは・・・もう教えてるし・・・うんまい棒でいいかしら」

マミ「暁美さんは・・・現代兵器だらけで名前のつけようがないわ・・・胸・・・でいいかしら」

 

ーほむら視点ー

ほむら「っ!」ピキッ!

QB「どうかしたのかい?暁美ほむら

ほむら「いいえ、なんだかものすごくいやな単語が聞こえたような気がしたから・・・」

QB「ふ~ん」

ほむら「それはいいとして、プレゼントを決めないと・・・」

ほむら「巴さんは・・・ティーセットでいいわね」

ほむら「さやかは・・・上条恭介の写真でも渡してれば喜ぶでしょう」

ほむら「杏子は・・・うんまい棒でいいわ」

ほむら「まどかは・・・私?」ハァハァ

QB「君は何を考えてるんだい?」

ほむら「黙りなさい!」バァン!

QB「訳がわから!」

ほむら「まどかは・・・髪飾り・・・私のソウルジェム型の髪飾り・・・」ハァハァ

ほむら「えぇ!そうしましょ!いまから作らないと!」

 


ークリスマス会当日ー

さやか「・・・というわけで~!皆盛り上がっていこ~!」

まどか「おぉ~!」

杏子「料理はまだか!?」

マミ「佐倉さん、もうちょっと待っててね~」

ほむら「お菓子でも食べてなさい」

まどか「さやかちゃぁ~ん!こっちの飾りつけは終わったよ~!」

さやか「こっちも今終わったところ、じゃあ料理が出来るまで待ってますか!」

マミ「暁美さん、あなた料理得意なのね」

ほむら「えぇ・・・一人暮らしだと自然と身について」

ほむら「最初は目玉焼きすら焦がしていたのに・・・フフッ・・・うまく出来ると楽しいものね」

マミ「・・・」クスクス

ほむら「?何がおかしいの?」

マミ「暁美さんが笑うなんて珍しいなって思って」クスクス

ほむら「なっ!///」


ーーーーーーーーーーー

まどか「かんぱ~い!」

さやか「かんぱ~い!」

マミ「かんぱ~い」

杏子「かんふぁ~い!」ムシャムシャ

さやか「あんた食べながらしゃべるのやめなさいよ!」

ほむら「乾杯・・・」

さやか「ほむら~!あんたもっと盛り上がりなさいよ~!」

ほむら「えぇ・・・」

杏子「いやぁ~、ワルプルギスを倒してから4ヶ月・・・早いもんだなぁ」

マミ「そうね、あの戦いは・・・あまり思い出したくないわね・・・」

さやか「あのときはあまりにも必死でなにがあったのか一瞬わからなかったですからね~」

ほむら「・・・」

まどか「ほむらちゃん・・・?大丈夫?顔色悪いよ?」

ほむら「まどか?・・・えぇ、大丈夫よ・・・」

ほむら「ちょっと外に行って風に当たってくるわね・・・」

まどか「ほむらちゃん・・・」

 

ーほむらの家ベランダー

ヒュ~

ほむら「・・・はぁ」

ほむら「・・・やっぱり、あの頃の記憶が浮かんでくるわね」

ほむら「小学生の頃のクリスマスの記憶・・・」

まどか「ほむらちゃん・・・」

ほむら「!?まどか・・・」

ほむら「まどか・・・いつからそこに・・・?」

まどか「今来たところ・・・それで・・・ほむらちゃん、さっき言ってた事って・・・」

ほむら「・・・」

まどか「いっいや!話たくないなら!」

ほむら「・・・いいわ。話すわ」

ほむら「あれは・・・私が小学生で、まどかとはまだ出会ってない頃の話よ」

 

ーほむら回想ー

生徒A「ねぇ皆!こんどの24日クリスマスパーティーしない?」

生徒B「いいねいいね!やろうやろう!」

生徒C「じゃあ24日みんなでキリカの家に集合な!」

ほむら「あっあの・・・」

生徒A「どうしたの?暁美さん?」

ほむら「私も・・・そのっ・・・」

生徒A「?」

ほむら「・・・//////」

生徒C「皆、暁美さんなんてほたっていこ」

 

タタッ

 

ほむら「あっ・・・」

ほむら(どうして・・・ちゃんと私もいきたいって言えないんだろう・・・)

ほむら(はぁ・・・もう帰ろ・・・)

 


ーほむら過去自宅ー

ほむら「・・・ただいま」

ほむ母「おかえりなさい」

ほむ母「どうかしたの?ほむら?」

ほむら「・・・なんでもない」バタンッ

ほむ母「?」

ほむら「・・・・・・っう」

ほむら「なんで・・・クリスマスなんてあるんだろう・・・」

ほむら「サンタさんが来ることは嬉しいけど・・・皆と一緒にすごしてみたい・・・」

ほむら「でも・・・私のこの性格じゃ・・・人となんて・・・」

ほむら「・・・クリスマスなんて・・・嫌い」

 

ー現在ー

ほむら「・・・ということがあったの」

まどか「ほむらちゃん・・・」

ほむら「昔の私は・・・人見知りで、心臓が悪かったり・・・そのせいで人とかかわることがなかったの」

ほむら「自分が悪いはずなのに・・・昔の私は人が悪いように言っていた・・・」

ほむら「でも・・・いまでもその感情が私の中にあるの・・・クリスマスが嫌いという・・・私の感情」

ほむら「そろそろ入らないと風邪をひくわよ・・・さ、中に入りましょう」

まどか「うん・・・」

まどか(ほむらちゃん・・・)

 


ーーーーーーーーーーー

そのあと私達はプレゼントを交換したわ・・・

まどかにはたくさんのぬいぐるみ

さやかには上条恭介の写真、マミからの技名ノート

杏子には、なぜか皆うんまい棒だったわ

マミにはブラがわたされていたわね・・・ものすごく顔を赤くしていたわ

そんなこんなであっという間に帰宅時間・・・

さやか「いやぁ~!今日は楽しかったね~!」

杏子「なんで全員うんまい棒なんだよ・・・」

マミ「なんで私・・・クリスマス会でブラもらってるのかしら・・・」

まどか「・・・」

ほむら「じゃあ皆、また明日」

さやか「うん!また明日!」

 

ーーーーーーーーーー

ほむら「さて・・・みんなも帰ったし、寝ましょうか」


ピンポーン

 

ほむら「・・・?」

ほむら「誰か忘れ物でもしたのかしら・・・?」

ほむら「は~い、・・・まどか」

まどか「・・・入って良いかな?」

ほむら「・・・えぇ」

 

ーーーーーー

ほむら「で、どうしたの?まどか」

まどか「あのね、ほむらちゃん・・・」

まどか「ごめんなさい!」

ほむら「!?どうしたのまどか、急に謝って」

まどか「ほむらちゃんのこと・・・何も考えずに誘ってごめんなさい!」

ほむら「いいのよ・・・まどかが知ってるわけない過去なのだから・・・」

まどか「でもっ・・・ほむらちゃんにつらい思いをさせた・・・思い出したくない過去を思い出させてしまった・・・」

まどか「本当に・・・ごめんなさい・・・っ!」

ほむら「・・・あなたは、どうしてそこまで・・・」

ほむら「あなたが悪いわけじゃないのに・・・」

ほむら(あなたの優しさは、人を傷つけることもある・・・でも、そんなあなたを私は・・・)

ほむら「もういいわ、顔を上げてくれないと、気分が悪いわ」

まどか「・・・ほむらちゃん、ごめんね」

ほむら「いいっていってるじゃない、別にあなたが悪いわけじゃないのだし」

ほむら「ほら・・・もう泣かないで」

まどか「うん・・・ほむらちゃん優しいね」

ほむら「そうかしら?」

ほむら(あなたに比べたら天と地の差があるのだけれど・・・)

まどか「ほむらちゃん・・・あのねっ!」

ほむら「?何かしら」

まどか「ほむらちゃんだけに特別なプレゼントがあるの!」

ほむら「え?」

まどか「それはね!・・・ほむらちゃん、ベットで」

ほむら「!?!??!?!?まどか!?あなたなにを言って!?」

まどか「一緒に寝よう?」

ほむら「えぇ!喜んで!」

ほむら(・・・・なんでかしら、なんかちょっと残念な感情が・・・)

 

ーーーーーー

ほむら「じゃあ、入りましょ」

まどか「うん!」

 

ゴソゴソッ

 

まどか「ほむらちゃんあったか~い♪」

ほむら「まどかも、とてもあったかいわよ」

ほむら(どうであれまどかと一緒にベットイン・・・)ハァハァ

まどか「どうかした?」

ほむら「なんでもないわ。さ、寝ましょ」

 

ーーーーーーー

 

シャンシャン

 


まどか「・・・ぅん?」

まどか「何の音だろう・・・?」

まどか「・・・外から?」

まどか「・・・!ほむらちゃん!ほむらちゃん!」

ほむら「・・・まどか?どうしたの?」

まどか「ほむらちゃん!外!外見て!」

ほむら「いきなりどうしたのまどか・・・外になにが・・・」

ほむら「え・・・!?」


そこには、小さいころから聞いていた人がいた・・・

赤い服に身を包んで、ひげをはやして、トナカイの引いたそりに乗ってくる

そう・・・サンタさん・・・!

ほむら「サンタさん!サンタさんよまどか!」

まどか「ほむらちゃん!興奮しすぎだよ!」

まどか「サンタ!サンタさん!やっぱり本当にいたんだ!」

ほむら「えぇ!サンタよ!ほんとのサンタよまどか!」

まどか「あっ!こっちくるよほむらちゃん!」

サンタ「メリークリスマス!」

まどほむ「「メリークリスマス!」」

サンタ「良い子の恋人達にはプレゼントだよ!」

まどほむ「ほんと!?」

サンタ「仲良しの君達にはこれをあげよう!」

まどか「わぁ!可愛いネックレス!」

ほむら「これ!二つ合わせるとハート型だわ!」

まどか「すごいねほむらちゃん!」

サンタ「いやぁ~!これでまどかとほむらもラブラブ・・・っは!」

まどか「・・・ねぇほむらちゃん、このサンタさん・・・さやかちゃんに似てない?」

サンタ「ギクッ!」

ほむら「そんなわけないじゃない!サンタさんがさやかなわけないじゃない!」

サンタ「そうだよぉ~!さやかなんて子は知らないよ~!」

まどか「そうだよね!サンタさんがさやかちゃんなわけないよね!」

サンタ「そろそろ私も皆のところに行かないと!それじゃあ!メリークリスマス!」

まどか「ありがとう!サンタさん!」

 

ー翌日 通学路ー

まどか「さやかちゃん!おはよ~!」

さやか「おはようまどか!あれ?その指輪どうしたの?」

まどか「えへへ~!サンタさんにもらったの!」

さやか「えぇ!?まどかまだサンタのこと信じてんの!?」

まどか「ほんとにいるよぉ~!ほむらちゃんに聞けばわかるよ~!」

さやか「?なんでほむらがでてくんの?・・・っは!まさかまどか!」

まどか「なななな!なんのことかなさやかちゃん!別にほむらちゃんの家に泊まってなんて!・・・・あ」

さやか「ほほぉ~!あたしに秘密でそんなことしたんだ~!こりゃあ詳しく聞かないとね~」

まどか「ほっ!ほんとになにもなかったってば~!」

さやか「さあ!はやく言わないとお嫁にいけなく」

 

チャキッ!


さやか「・・・あの、ほむらさん・・・なにをやって・・・」

ほむら「それ以上まどかになにかすると・・・撃つわよ」

さやか「はい・・・」

ほむら「まったく・・・あなたは朝から元気ね・・・」

まどか「ほむらちゃん!サンタさんっているよね?」

ほむら「えぇ、いるわよ。サンタさん」

さやか「ほむら・・・あんたもか・・・」

 

ー放課後 ほむホームー

ほむら「サンタさんはほんとにいる・・・」

ほむら「ふふっ・・・こんなことがあるなんてね・・・」

ほむら「昔は寝てたから気づかなかっただけなのね・・・」

ほむら「なんだか昔の記憶なんてどうでもよくなってきたわ」

ほむら「それにしても寒いわね・・・窓が開きっぱなしじゃない、閉めないと」

ほむら「・・・何か落ちてるわね」

ほむら「これは・・・さやかの髪留め?なんでこんなところに・・・」

ほむら「まあいいわ、明日返しておかないと・・・」

 


あとがき

さやか「いや~!今回は短いね~作者」

作者「いやねぇ・・・正直言おう。難しいんだよ!クリスマスネタ難しいんだよ!」

さやか「頑張りなさいよ!あんた男じゃん!」

作者「そんなとこで男って言われても・・・」

まどか「そうだよさやかちゃん。いくら作者さんが変態でロリコンで百合好きでクソだからって無理なものは無理なんだよ~」

作者「まどかさん・・・あなた・・・私が嫌いなの?」

さやか「まどか・・・あたしより酷いよ・・・」

まどか「?」

作者「さぁ~まどか!あっちでマミさんが呼んでたからいってらっしゃ~い!」

まどか「そうなの?じゃあ行ってくるね!下僕!」

作者「下僕!?酷くね!?酷いよね!?ほむほむぅぅぅぅぅ!」

ほむら「近寄らないでゴミ虫」

作者「・・・」orz

さやか「まあ・・・話続けようよ・・・」

さやか「今回はクリスマスをテーマにしたわけだけど、杏子空気だよね」

作者「う・・・それは・・・次!次だすんだよ!」

さやか「ほんとなの?作者のことだからまどかとほむらのことしか書かないんでしょ?」

作者「そっそんなことは・・・」

さやか「本音は?」

作者「まどほむ以外書きたくねぇ!はぁ!?さや杏!?知らん!」

さやか「・・・え~、作者の本音が見えたのでご褒美に杏子ちゃんじきじきに死刑を決行させていただきます!作者!God,buy!]

作者「待って!?死にたくないから!てかbayだからね!?buyだと違う単語だよ!?だれかぁ!誰か助けてぇ!」

まどか「ほむらちゃん!杏子ちゃん手伝おうか」

ほむら「まどかがそういうなら、タケヒ・・・もとい作者・・・さようなら」

作者「ちょ!誰も味方がいない!だれかぁ!誰ギャァァァァァァァァァァァァァァァ!」

さやか「次回は年明けに投稿したいと思ってます!」

さやか「それじゃあ皆さん!せーのっ!」

まどほむさや杏「「「「よいお年を!」」」」

マミ「私は!?」


終わり


 

ほむら「まどかの誕生日プレゼントは何が良いかしら・・・」

とある日の朝・・・

ほむら「・・・ぅん?」パチッ

ほむら「もう朝なのね・・・早く学校に行く支度をしないと」ゴソゴソ

ほむら「それにしても今日も冷えるわね・・・マフラーはどこにあったかしら?」キョロキョロ

ほむら「あった・・・ふふ・・・まどかがくれたマフラー」

このマフラーはワルプルギスを倒してから2ヶ月くらいしてからまどかが私にくれたものである

紫色と桃色のチェック柄のマフラー

私はこのマフラーをとても気に入っている

だって・・・まどかが一生懸命編んでくれたものだから・・・

編まなかったからといって嬉しくないわけじゃなし大切にしないわけじゃないけれど

ほむら「っとそんなことしてるうちに時間が・・・急がないと」タタッ

 

ー通学路ー

まどか「あっほむらちゃんだ。ほむらちゃぁ~ん!」

さやか「おっ!恋人の登場ですねぇ、アツアツですなぁ!」

まどか「もうそんなんじゃないってば~!」

仁美「いけませんはお二方!女の子同士での恋は(ry」

ほむら「ごめんなさい、待たせちゃったかしら?」

まどか「全然待ってないよほむらちゃん」

さやか「私たちもいま合流したとこだから」

ほむら「そう、良かった・・・じゃあ行きましょう」

まどか「あっ・・・そのマフラー」

ほむら「ええ・・・まどかがくれたものよ」

まどか「使ってくれてるんだ~ありがとっ!ほむらちゃん!」

ほむら「当たり前じゃない。まどかがくれたものだもの」

さやか「いいなぁ~ほむらは、あたしもまどかの編んだマフラー欲しいな~」

まどか「えぇ!?さやかちゃんも欲しいの!?」

さやか「そりゃあまどかが編んだマフラーさえつけてればブリザードがきても寒くなさそだし」

まどか「もぉ大げさだよ~///」

ほむら「さ・・・早く行かないと遅刻するわよ」

まどさや「うん!」

 

ー昼休みー

さやか「ようやく昼休みか~まどか、ほむら!屋上行こうか」

まどか「うん!」

ほむら「えぇ」

さやか「そういえばほむら」

ほむら「なにかしら?」ファサァ

さやか『あんた、来週がまどかの誕生日って知ってるの?』

ほむら「え・・・来週まどかの誕生日なの!?」

さやか『テレパシー!あんたの声聞こえてるから!』

まどか「?どうかしたの?ほむらちゃん」

ほむら「いえ・・・なんでもないわ」

ほむら『・・・で、来週まどかの誕生日というのは本当なの?』

さやか『いまここで嘘をついていたとしてあたしに何の得があるっていうわけ?』

ほむら『それもそうね・・・』

さやか『やっぱり知らなかったか・・・改めて言うと来週の10月13日はまどかの誕生日なんだ』

ほむら『困ったわね・・・1週間でなにか用意できるかしら・・・』

さやか『放課後暇ならマミさんの家に行って相談してみれば?よければあたしも相談にのるし』

ほむら『ええ、ありがとう。さやか』

まどか「あの・・・」

ほむら「ごめんなさい、さ・・・早く屋上に行きましょ」

 


ー放課後ー

ほむら「・・・というわけで、まどかの誕生日プレゼントは何がいいかしら?」

マミ「そうねぇ・・・暁美さんがくれるものならなんでも喜ぶと思うのだけれど・・・」

マミ「お洋服・・・というのはどうかしら?」

ほむら「そういうのもいいのだけれど・・・何か違うのよね・・・」

杏子「お菓子とかいいんじゃねぇの?」

マミ「だめよ佐倉さん、プレゼントは形に残るものだからこそ嬉しいものなのよ?」

杏子「そうなのか?」

ほむら「えぇ、できれば・・・というか形に残るものじゃないと私が納得できないわ」

マミ「う~ん・・・」

ピピピッ

ほむら「さやかから電話だわ・・・もしもし」

さやか「ほむら~あんたいまどこにいんの?」

ほむら「マミの家だけど・・・それがどうかしたの?」

さやか「おっ!さやかちゃんの意見を取り入れたのですな~じゃあ今からそっちに行くから」

ほむら「それはいいのだけれど・・・まどかは?」

さやか「今別れたところ、大方まだプレゼント決めれてないんでしょ?」

ほむら「えぇ・・・」

さやか「そんなときはまどかの親友さやかちゃんに頼りなさい!」

ほむら「えぇ、待ってるわ」ピッ

マミ「誰からだったの?」

ほむら「さやかからよ、今からこっちに来るみたいだけれどいいかしら?」

マミ「ええ、大歓迎よ」

 

さやか「まどかが好きなものはね~ぬいぐるみとかいろいろあるよ」

ほむら「ぬいぐるみ・・・そういうのもいいわね」

さやか「まあ、ここら辺で売ってるぬいぐるみは基本持ってるけどね」

ほむら「じゃあダメじゃない・・・」

杏子「マフラー」

ほむさやマミ「「「え?」」」

杏子「マフラーがいいんじゃねぇの?」

杏子「最近寒くなってきてるし何か暖かくなるものでもやればいいんじゃねぇの?」

ほむら「なるほど・・・それもそうね、じゃあマフラーにしましょうか」

さやか「あんた、たまにはいいこと言うよねぇ~」

杏子「なっ!たまにはってどういう意味だよ!」ガタッ

さやか「そのまんまの意味だよ~」

杏子「さやかなんてたまにどころか稀にしかいいこといわないくせに」ボソッ

さやか「なっ!どういう意味よ!?」ガタッ

ギャーギャー!

ほむら「・・・ま、あの二人はほたっておくとして」

マミ「え!?ほたるの!?私の家がすごいことになるんだけど!?」

ほむら「いいじゃない、魔法で直せば」

マミ「暁美さん・・・」

ほむら「それじゃあ私は帰るわね」

マミ「せめて二人を止めて帰って!?」

ほむら「なんであなたのために魔法を使わなくちゃいけないの?」

マミ「あなた・・・私が嫌いなの?」

ほむら「ええ」ファサァ

マミ「直で言われた!?私に死ねって言うの!?」

ほむら「冗談よ、すぐにとめるから」


ほむら『時間停止』カチリッ


スタスタ


ほむら『停止解除』


ジャキッ!


さや杏「「・・・え?」

ほむら「あなた達、いい加減にしないと蜂の巣にするわよ?」

さや杏「「はい・・・」」

ほむら「じゃあ巴さん、あとは頼むわね」

マミ「あぁ・・・明日からご近所さんにどう顔合わせをすれば・・・」

 


ーほむホームー

ほむら「マフラー・・・どんな柄がいいかしら・・・」

ほむら「う~ん・・・」

QB「どうかしたのかい?」

ほむら「QB、いえ、ちょっと考え事をね」

QB「僕でよければ相談にのるよ?」

ほむら「そうね・・・じゃあちょっと頼んでもいいかしら?」

QB「なんだい?」

 


ーまどホームー


まどか「え?どういう柄が好きかって?」

QB「ああ、まどかはどんな柄が好きなんだい?」

まどか「ねぇ・・QB・・・それを聞いてどうするの?」

QB「なに、別に悪いことは考えてないさ、ただどういう柄が好きなのかが知りたいだけさ」

まどか「そうなの?う~ん・・・私はハート柄とかが好きかな」

QB「そうかい、ありがとうまどか」

まどか「あっ・・・行っちゃった・・・ほんとどうするんだろ?」

 

ーほむホームー


QB「まどかはハート柄が好きみたいだよ」

ほむら「でかしたわQB」

ほむら「まどかはハート柄が好き・・・ふふっ、まどからしいわね」

ほむら「じゃあ明日にでも探してみようかしら」

QB「それにしてもほむら、キミは何でそんなことを聞くんだい?」

ほむら「何でって・・・まどかの誕生日だからプレゼントを決めておかないといけないからよ」

QB「僕にはわからないなぁ、どうしてキミ達は個体1つの誕生で祝うんだい?」

ほむら「あなたにはわからなくていいことよ」

 

ー翌日教室にてー

ほむら「さやか、ちょっといいかしら?」

さやか「ん?どうしたのほむら?」

ほむら「放課後、例の件で付き合って欲しいのだけれど・・・」

さやか「あぁ、いいよ」

仁美「いけませんわお二方!!」

ほむさや「「!?」」

仁美「付き合う打なんて!昨日のうちにそこまで進展していただなんて!」

ほむさや「「いや・・・ちが・・・」」

仁美「女の子同士での恋愛は禁断の愛の形ですのよ~!!」タタッ

ほむさや「「・・・」」

ほむら「ま・・・まあそれはいいとして、それじゃあ放課後、校門のところで待っていてもらえるかしら?」

さやか「オッケー」

まどか「?さやかちゃん達どこか行くの?」

さやか「あ~・・・うん、ちょっと大事な用事なんだ」

まどか「そうなんだ、気をつけて行ってきてね!」

さやか「うん!」

まどか(大事な用事だって言ってたから私がいちゃ邪魔だよね・・・)シュン

ほむら(・・・)

 

 

ーショッピングモールー

ほむら「さて・・・マフラーを探しにきたのだけれど・・・」

さやか「ハート柄のマフラー・・・ないね・・・」

ほむら「どうしましょ・・・これじゃあまどかへの誕生日プレゼントが・・・」

さやか「どうするも何も・・・探すしかないでしょ」

ほむら「それもそうね・・・隣町まで行けばさすがにあるだろうし」


その次の日、私とさやかは隣町の風見原まで行ったものの・・・ハート柄のマフラーはどこにもなかった

 

ー次の日放課後ー

ほむら「どこにもないわね・・・」

さやか「そうだね・・・」

さやか「いっそマミさんとか杏子にも協力してもらえば?」

ほむら「あまり皆に迷惑はかけたくないのだけれど・・・そんなこと言ってる場合じゃないわね」

さやか「じゃあ早速・・・『まどかの誕生日プレゼントが見つからなくて困ってます。できればハート柄のマフラーを探してもらえませんか』
    送信っと」

ピピッ

さやか「おっ!早速来た来た」

マミ『わかったわ、見つけたら連絡するわね』

杏子『まどかのためだし・・・しゃあねぇ!手伝ってやるよ!そのかわり、見つけたらケーキ奢れよ?』

ほむら「皆・・・ありがとう」

さやか「な~に!困ったときはお互い様だよ!」


ー三日後ー

ほむら「どうしよう・・・ほんとにないわ」

さやか「まさか四人で探してもないとは・・・」

マミ「普通一つくらいあってもおかしくないのだけれど・・・」

杏子「ダメだ・・・もう足が動かねぇ・・・」

ほむら「これじゃあまどかにプレゼントを渡せない・・・」うるっ

さやか「ちょ!?ほむら!?」

マミ「暁美さん・・・」

杏子「ほむら・・・」

ほむら「ごめんなさい・・・皆に迷惑をかけてしまって・・・」

ほむら「今日はもう帰るわね・・・」

バタンッ

マミ「暁美さん・・・」


ー翌日まどかの家ー

さやか「まどか!誕生日おめでと~!」

マミ「おめでとう!鹿目さん!」

杏子「おめでとう、まどか」

詢子「まどか!おめでとう!」

知久「おめでとう、まどか」

タツヤ「ねぇ~ちゃ!おめでとっ!」

まどか「皆・・・ありがとう!」

詢子「今日はじゃんじゃん飲むよ~!」

まどか「飲みすぎはダメだよ?」

詢子「まどかもつれないねぇ~」

詢子「?そういえばほむらちゃんは?」

まどか(ほむらちゃん・・・どうしてこないのかな・・・)

まどか(ほむらちゃんに私の誕生日教えてたんだけどな・・・)

まどか(やっぱり・・・私のこと・・・)

まどか「たぶん急用ができたんだよ!寂しいけど皆で始めよっ!」

さやか「・・・」

 

 

詢子「皆、今日はありがとね」

知久「ありがとね」

タツヤ「ありあとぉ~!」

まどか「皆・・・今日はありがとう!」

マミ「こちらこそ、今日はありがとね」

杏子「今日は楽しかったな!」

さやか「これでまどかも15歳かぁ~早いねぇ」

マミ「それじゃあ、今日はここで帰らせてもらうわね。鹿目さん、また明日」

杏子「じゃ~な!」

さやか「それじゃあさやかちゃんも帰りますかね~!」

まどか「それじゃあね、さやかちゃん」

さやか「うん!また明日!」

さやか『といいたいんだけれど、まどか話があるの、ちょっと付き合ってくれない?』

まどか「・・・ママ、パパ、さやかちゃんをそこまで送ってくるね」

詢子「あまり遅くならないようにね」

まどか「うん・・・」

 

まどか「さやかちゃん・・・話って何?」

さやか「・・・」

さやか「まどか・・・あんた・・・泣いてたでしょ?」

まどか「!?」

まどか「泣いてないいていなかったよ・・・」

さやか「嘘、まどか・・・泣いていたよね」

まどか「・・・」

さやか「どうして?ほむらが来なかったから?」

まどか「・・・」

さやか「そりゃあ・・・ほむらが来なかったのは悲しいかもしれない・・・だけどね・・・まど・・・」

まどか「・・・だけどってなに・・・?」

さやか「え?」

まどか「酷いよさやかちゃん・・・・私にとってほむらちゃんは最高の友達なのに・・・!」

さやか「いや・・・最後まで話を」

まどか「さやかちゃんならわかってくれると思ってたのに!」ダッ

さやか「ちょっ!?まどか!?待って!」

さやか「・・・行っちゃった」

さやか「ったく・・・ほむらは何をやってんのよ!」

さやか「あいつの家に行って文句いってやる!」


ーほむホームー

バンッ!

さやか「ほむら!あんた何をやって・・・!」

さやか「!」


ーまどホームー

まどか(ほむらちゃん酷いや・・・)

まどか(いくら用事があったからって12時を過ぎる前にきてくれないなんて・・・)

まどか(そりゃあ・・・大変なことだったら遅れるのひとつくらい連絡さえ入れてくれれば納得できるのに・・・)

まどか(ほむらちゃんなんて大っ嫌い!)

まどか「はぁ・・・もう寝よ・・・」

 

 

『・・・どか・・・まどか』

まどか「ぅ・・・・ん?」

まどか「こんな時間に誰・・・」

まどか「!」

ほむら「まどか・・・」ハァハァ

まどか「ほむらちゃん・・・どうして・・・こんな夜中に?」

ほむら「まどか・・・遅れてごめんなさい!」

ほむら「あなたの誕生日なのに私は遅れてしまった!」

ほむら「本当に・・・ごめんなさいっ!」うるっ

まどか「ほむらちゃん!」バッ

ほむら「っ!まどか・・・?」

まどか「ほむらちゃん!来てくれないかと思ったんだよ!?」

まどか「私は!ほむらちゃんがいて欲しかった!」

まどか「なのにっ!なのにっ!」

ほむら「まどか・・・ごめんなさい」

まどか「でもっ!」

まどか「でも!ほむらちゃんは来てくれた・・・」

まどか「それだけでも・・・私は・・・」うるっ

ほむら「・・・ほんとにごめんなさい」

 

_________

 

ほむら「まどか・・・誕生日おめでとう」

まどか「ありがと・・・ほむらちゃん!」

ほむら「これ・・・プレゼント」スッ

まどか「ありがとう!開けてみてもいい?」

ほむら「ええ・・・」


カパッ


まどか「・・・!これマフラーとぬいぐるみ・・・」

マフラーはハート柄のマフラー

ぬいぐるみは私とほむらちゃんが手をつないでいるかわいいぬいぐるみ

ほむら「気に入ってくれたかしら?」

まどか「うん!すごく嬉しい!」

まどか「ねぇ・・・ほむらちゃん?」

ほむら「なにかしら?」

まどか「どうして部屋の中まで手袋をしてるの?」

ほむら「そっそれは・・・」ギクッ

まどか「・・・ちょっとごめんね」スッ

ほむら「あ・・・」

まどか「・・・ほむらちゃん・・・これ・・・どうしたの?」

ほむら「こっこれはっ!魔女にやられたの!」

まどか「嘘・・・つかないで?」

ほむら「っ・・・」

まどか「・・・」

ほむら「・・・」

まどか「このマフラーとぬいぐるみ・・・まさかほむらちゃんが?」

ほむら「・・・」

まどか「そう・・・なんだ・・・」うるっ

ほむら「ごめんなさい!縫ったり編んだりするのに時間がかかって!」

まどか「ほむらちゃん・・・」

 

ギュッ

 

ほむら「え・・・まどか・・・?」

まどか「ほむらちゃん・・・!ほむらちゃん!ありがと・・・本当にありがとう!」

ほむら「まどかぁ!」

まどか「ごめんね・・・!さっきは酷いこと言って!ごめんね・・・」

ほむら「いいのよ・・・もともと私が悪いのだから」

まどか「ほむらちゃん・・・目を瞑ってくれないかな?」

ほむら「え?えぇ・・・」

 

チュッ・・・

 

ほむら「!!?!??!!?!?!!?」

まどか「ウェヒヒ・・・これはお礼だよ・・・ってほむらちゃん!?なんで鼻血だしてるの!?」

ほむらちゃん「わが人生・・・一遍のくいなし・・・!」

まどか「何訳のわからないこと言ってるの!?早く救急車~!」

 

ー翌日ー

さやか「あ・・・まどかだってあれ?」

さやか「あれは・・・そうか・・・ほむらのやつ・・・ちゃんと渡せたんだ」

さやか「まぁ~どか!おはよ~!」

まどか「うん・・・さやかちゃん・・・昨日はごめんなさい!」

さやか「ははは、気にしなくていいって」

さやか(まどかが幸せになれたならそれで十分だよ)

まどか「えへへ・・・さやかちゃんは優しいなぁ」

さやか「あったり前じゃん!あたしの嫁だもん!」

ほむら「なん・・・・ですって・・・」ゴゴゴゴ

さやか「!?ほむらさん・・・おはようございます・・・」

ほむら「ええ・・・おはよう・・・そして・・・覚悟なさい・・・!」ゴゴゴゴゴゴゴゴ

さやか「やばい!これは逃げないと殺されかねない!さやかちゃん!行っきま~す!」ダッ

ほむら「あっ!待ちなさい!さやか!」

さやか「待ったら殺されるって!って!ほむらぁ~!魔法使うのは卑怯でしょ~!こうなったら私も!」

ほむら「逃がさないわ!時間停止!」

 

ギャーギャー!

 

まどか「あはは・・・」

それから私とほむらちゃんの仲はとても深くなりました

ほむらちゃんのマフラー、とてもあったかいんだよ~♪

でも・・・なんでハート柄が好きって知ってたのかな?

・・・え?、さやかちゃんはどうなったかって?

それはね・・・

QB「僕と契約したらわかるよ!」

まどか「もうっ!QB~!勧誘しちゃダメ!」

QB「やれやれ・・・僕たちだって早くノルマクリアしたいんだけどな」

まどか「というわけで今回はここまでです♪」

まどか「次はどんな内容になるのかな・・・」

ほむら「もちろん、私とまどかのデートの話よね」ヒョイ

まどか「わっ!ほむらちゃんいつの間に!?」

ほむら「今来たところよ。それよりも、早くしないとみんなが待ってるわよ」

さやか「まどか~!早く~」

まどか「それもそうだね。じゃあ行こうかほむらちゃん!」

ほむら「ええ」

まどか「今回は見てくれてありがと!次も楽しみにしててね♪」

 


終わり

大変だお・・・

まったく・・・なんでこの世には運動というものがあるのやら・・・

わけがわからないよ・・・

体育大会?はあっ?練習?するかボケ!

マジでこの世から運動というものがなくなればいいのに・・・